検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:31,465 hit

#12 5月31日書換 ページ14

---小型艇---

NO side

小型艇に戻ったAと神威。
椅子やらソファに腰かけながら、会話を始める。

A「ねぇ…神威さぁ…最初にちゃんと言ってほしかったよ…」
神威「はは、ごめんよ」

反省の色が見えない神威と項垂れるA。

A「まあいいや。阿伏兎だけが怒られればいいんだし。」
神威「そうだネ」

話すことが無くなったのか、しーんと静まる。
何分か過ぎたときAが何かを思い出して、「あ」と小さく声を上げる。

A「ね、何で真選組に会った時私の頭押さえつけたの?」
神威「ああ。めんどくさかったからだヨ」
A「地味に痛かったんだけど!!」
神威「避けないAが悪いさ。」
A「鬼悪魔鬼畜。」
神威「小さい頃から言われなれてるよ。」
A「そうだったァァ!!」


生まれたときから一緒にいたAと神威。
勿論物心ついた時も一緒にいるわけで。

神威「ところで、さ」

神威がソファから立ち上がり、Aが座っている椅子の前まで来る。

神威「二人っきりだね?」

Aに顔を近づける。

A「んーそうだね。」
神威「もうちょっと女らしい反応してよ。」
A「ごめんなさいね、女らしくなくて!こちとら長年女よりも顔が良い奴と一緒にいるもんでねぇ!」
神威「それって俺のこと?イケメンって遠回しに褒められてる?」
A「ハイハイあんたはイケメンですよ。おめでとうございます」
神威「Aも認めたことだし、結婚しちゃおっか?」

何でそうなるのかが、いまいちよく分からない顔(真顔)で神威を見るA。

神威「やめなよ、その顔。」
A「元々この顔なので?今更変えられないので?遺伝子捻じ曲げたいですけどね。」
神威「何で怒ってるの?俺はただ、可愛い顔が台無しって言おうとしただけなんだけどなぁ」
A「神威の方がかっこいいから。」

と、清々しい顔でさらりとかっこいいことを言ってのけるA。

神威「っ…」

神威が顔を隠すようにして、片手で口を抑える仕草をする。
そして、Aに聞こえないような声で

神威「……不意打ちすぎ。」

#13 5月31日書換→←#11 5月31日書換



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年1月16日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。