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銀音side
神楽「本物の夜兎の匂い。」
神楽がそういった瞬間、阿伏兎はパイプを蹴って、清太を狙って来た。
全員が身構えた。
月詠がクナイを投げるも、傘によって防御されている。
月詠が阿伏兎の後ろからクナイを投げ刺さったかのように見えたが、阿伏兎はクナイを歯で受け止め嚙み砕いていた。
そして、月詠の頭を持ち、パイプに叩きつけた。
新八「月詠さんんんん!!」
銀音「こっえ……」
月詠「早く!今のうちに逃げろ!」
そういいながら、クナイを使って阿伏兎からの攻撃を防いでいる。
その時、パイプの中から何者かが撃ってきた。
新八「なっ、下から……!」
銀時「ぐっ!!」
清太に当たりそうになった銃弾を兄ちゃんが必至に体で受けようとしていた。
偉いねぇ←
すると、傘が出てきて、兄ちゃんの腹を刺した。
神楽「銀ちゃんんんんんんんん!!」
パイプの中からもう一人出てきた。
銀音「え?夜兎が二人?」
夜兎って絶滅寸前の戦闘部族じゃなかったっけ?
二人、いや三人もなんでいんの?
清太「放せっ!!」
はっと我に返ると清太が云業に捕まっていた。
銀音「やっべ……」
うちが行くのよりも先に神楽が
神楽「清太ァァァァ!!」
と言って走り出していた。
?「(言ったはずだ。弱い奴に用はないって。)」
神楽「…にっ…」
凄まじい音を立てて、パイプが壊れていった。
パイプの下からもう一人来た、包帯で顔とかめっちゃ巻いた奴が神楽に何か言っていた。
兄ちゃん達は下に落ちていったが、うちは運が良かったんだか悪かったんだか、夜兎族から丁度見えない位置にあるハシゴに摑まれたから、落ちなくてすんだ。
おかげで清太に「(待ってて、必ず助ける)」って言えれた。
阿伏兎「やりすぎたかね。うるせー爺さんにどやされそうだ。」
神威「大丈夫だよ。鳳仙の旦那はこんな街より花魁様にご執心だ。この子を連れていけば機嫌も直る。それに、これくらいやらなきゃ死ぬ奴じゃないんでね。」
これくらいやらなきゃ…?
阿伏兎「知り合いでもいたか?」
そういいながら、清太をつかんだ。
神威「いや。もう関係ないや。行くよ。
やっぱ、神楽と知り合いなんだ……
ってか、まだ夜兎いんの?
今度は女?
あいつらの姿が見えなくなった時に足かけれそうなとこを探して、ハシゴからおりた。
兄ちゃん達に助けに行くって伝えてから、そこそこのスピードでパイプの上を走っていった。
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自己満者 - ぺ。さん» そーなんすよ…燈華ちゃん可愛いんすよ… (2020年6月7日 15時) (レス) id: 5a536fab7c (このIDを非表示/違反報告)
ぺ。 - 燈華ちゃん絶対かわいい・・・。 (2020年6月6日 20時) (レス) id: 8845aa725c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2019年8月15日 14時