魔法 ページ2
それは昨日のことだった。ホグワーツの南の塔で寝ようとすると、突然ヘルメスが来た。
「連絡が来ないのでお前のことなどすっかり忘れていたが、連絡する方法もないのだったな」
そういえば、そうだ。全く持って忘れていた。
「ほら、これを受け取れ」「わっ」
投げられたものを見ると、アンティークな鍵だった。
「その鍵、宝石がついてるだろ？古臭いやつ。それを5秒くらいお前が人差し指で触ってるとこっちに連絡が来る」
「おお、ありがとう、ヘルメス」
私は首にかけたあの指輪と一緒に鍵をくくりつけた。
「ところで」
(嫌な予感がしてきたぞ)
「頼みごとがあるんだけど…できる？」
にっこり笑顔で頼む。ヘルメスは露骨に嫌な顔をしている。んだよ。
「仕方がない、引き受けよう。まあゼウス様もそれをお望みだろう。頼みごとはなんだ？」
＊ ＊ ＊
「クィリナス、準備はいい？」
「ああ。だが、上手く行くのか？そもそも忘却呪文がそんなにきくはずがないだろう」
「つてがあるんだ、つてが」
怪しいという目で見てくるクィリナス。いつもなら威圧感があるのだが、今はあまりない。
なぜなら彼は、11歳になっていたからだ。黒髪に黒目。―――どこかリドルを思わせるようなところがあるな―――そして、私より小柄な身。そして、これから彼は孤児院に入ることに。いや、
ヘルメスに頼み色々といじってもらった。クィリナスにはポリジュース薬を使い孤児院に入ってもらって、魔法の才能が奇跡的に見つかり、ホグワーツに今年入ることになるのですよ！！
うっわ。この作戦めっちゃくちゃ。クィリナスが怪しむのは当然だ。まぁいいや(？)
「クィリナス、OK？」
「ああ。行ってくるよ、A」
門を開けて中に入っていくクィリナス。心の中でつぶやく。
ヘルメス、OK？
―――OK―――
目の前の世界が止まる。孤児院から波紋が起こり、空間が歪む。と、ﾊﾞﾝｯと大きな音がして世界がまた動き出した。
どうやら、上手く行ったようだ。
全く、クィリナスが
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りあ - めっちゃ面白いです！、、もう続きは投稿しないのですか、、？ (2022年10月18日 11時) (
レス) @page4 id: 2821336846 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イリアン | 作成日時：2018年6月10日 20時
