私も怪盗なんだから！【怪盗ジョーカー】

３２　ロマンチックって何？ ページ44

ジョーカーがAを上に運び、ベットに寝かせた。
どうやって運んだのかって？

ご想像にお任せします






だが、なかなか起きないので結局そのまま帰ることになってしまいました・・・





ー玄関にてー

ロ「ごめんなさいね。彼女を気絶させちゃって。でも、お兄ちゃんのせいにしないであげて。私が悪かったわ。ジョーカー」

申し訳なせそうにローズがそういうが、
全てを含め、ジョーカーの怒りは収まらない。

ジョ「本当にな。Aが起きないのは、別にいい訳じゃねぇけど、まだいいほうだ。けどなぁ、シャドウがAに２回もキスをしたのはすんげぇ頭にくる！！オレもまだできてないんだってばー！！」
ジョーカーはAを抱いている。
そう子供っぽく怒っているジョーカーだが、彼にとっては本当に辛いのだ。
まだAに直接キスできていないのに、先にとられてしまった。
しかもシャドウにされるなんて本人だって思っていなかっただろう。
Aもシャドウが初めてでファーストキスだったらしいのだ。
確かに、好きな人がまだキスをしたことがないのならば、
自分が一番にしたいっという気持ちはわからなくもない。


ハ「ジョーカーさん、気持ちはわからなくもないっすけど、そこまで怒らなくても。」

ジョ「この辛さはオレにしかわからないんだ！！」

ホ「ホ」

ロ「アドバイスするわ。ジョーカー」

ジョ「はぁ！！？話ずらすんじゃねぇーよ。」

ハ「きっと後で役に立つッス、ジョーカーさん」

ジョ「・・・」
露骨に嫌そうな表情がでているジョーカーである。

ロ「もっとロマンティックな言葉を使ってAちゃんを落としてみたら？例えば、
もう友達なんて飽き飽きだわ。今日から彼女になってよ。」

ローズは少し声を低めに手本をみせた。

ジョ「いや、オレたち元友達じゃねぇーし。」

ロ「夢の中だけじゃなく、現実の世界でもAと付き合いたい。とか、」

ジョ「ここは二次元だ。」

ロ「一目会ったときから今日まで、Aのことを忘れた日なんて1日もない。とか」

ジョ「まぁな。」

ロ「人をこんなに愛おしいと思えたのは、Aが初めてだよ。とか。」

ジョ「だせぇーよ。なら、『初めて会ったときから好きだった。俺の女になって。』とか、『ずっと俺のそばにいて欲しい。』とか、『絶対幸せにしてやるから、俺と付き合って。』とか、『Aを独り占めさせて欲しい。』とか俺だけにその笑顔を見せて欲しい。』どうだ絶対こっちの方がいいだろ！」

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