009:待ち合わせの本屋さん。 ページ9
A「・・・上手かも(笑)」
HONGBIN「あ、うん(笑)しかも連写で・・・(笑)」
指で順に送って、自画自賛している彼女は誇らしげに笑っている。
A「いつも携帯でしか撮らないけど面白いですね(笑)」
HONGBIN「喜んでもらえて良かった(笑)」
名残り惜しいけど公園の出口で別れて、逆の方向に歩いた。
あと1時間ほどでまた会えるのに、僕は立ち止って振り返った。
ケンがたまにこちらを見て「ワン」と吠えるのを見て、彼女はケンの視線の先を探している。
立ち止っている僕に気付いて彼女は「バイバイ」と優しく手を振っている。
僕もつられて「バイバイ」と口元を動かして手を振った。
・
実家に帰って宿舎から持ち帰ってた開けていないままの荷物をベッドの上に置いた。
壁に飾った憧れのパク・ヒョシン先輩のポスターを見た。
「僕の夢はパク・ヒョシンさんみたいな歌手になること!」と心の中でつぶやいた。
カバンから出していなかった洗濯物を持って洗面所へ行ってお母さんの姿を見つけた。
HONGBIN「明日から、また宿舎の生活になるから」
母「ホンビナが決めたことは、お父さんもみんな応援してるから(笑)」
前に宿舎へ行く前、ゆっくり会話も出来ていなかったと反省した。
母「なんか、ホンビナ、いつもより笑顔が優しいのは気のせいかな?(笑)」
HONGBIN「いつもと一緒だよ(笑)」
そう言われたら、いつもと違う理由は1つしかないな、ってすぐにわかったけど、そう答えた。
ー待ち合わせの9時、10分前。
僕は少しだけオシャレして出かけた。
書店は10時からの開店で、まだシャッターが閉まったまま。
書店の前にあるガードレールに腰かけて、携帯を見た。
遠くから聞こえてきたバタバタバタっていう足音がだんだん近づいてくる。
見なくても、彼女だってわかった僕は、あえて気付かないふりをして携帯を見ているふりをした。
A「・・・ハァ、ゴメンなさい」
どの距離を走ってきたのかな、思わず笑っちゃいそうなのを我慢した。
僕の名前、覚えてるかな?(笑)
HONGBIN「・・・」
A「ホンビンくん」
HONGBIN「ふっ(笑)正解♪」
A「え?」
HONGBIN「名前、間違わずに呼んでくれるかなって思って(笑)」
A「…ひどい(笑)」
そう言うと僕の腕を軽くパシンと叩いた。
HONGBIN「行こうか(笑)」
叩いた彼女の手をパッとつかまえて、手をつないだ。
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里奈(プロフ) - えるぴょるさん» EXO&BTOB同票で自動的に締め切ってました。頭フル回転で考えてみます(笑) (2014年12月4日 0時) (レス) id: 61b40e31e4 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - えるぴょるさん» いまam6:00現在は、EXO1位ですね(笑)1票が大きく影響されている投票になってますね^^;どうなるのか、今日の23時55分ごろ楽しみです(笑) (2014年12月3日 6時) (レス) id: 61b40e31e4 (このIDを非表示/違反報告)
えるぴょる(プロフ) - 里奈さん» そうなんですか!とても楽しみにしていますね♪あ、ちなみに私はEXOに投票しました〜!! (2014年12月3日 0時) (レス) id: 99f00a8d04 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - ぁずみにょさん» 手強いですね、でも今見たらいい感じで接戦になってました(笑)あと1日、どうなるかな?(笑)また途中経過見てみてくださいね、ドキドキ(笑) (2014年12月2日 17時) (レス) id: 61b40e31e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぁずみにょ - 何だか、EXOが手強い予感…(笑)BTOB頑張って(笑)って、EXOも好きなので楽しみにしてます~♪ (2014年12月2日 14時) (レス) id: 1685c8f5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:里奈 | 作成日時:2014年11月13日 8時