僕の中の奇跡。１ VIXX

039：突然の再会。 ページ39

　僕がその店員さんの顔をのぞきこもうとしていた時、ハギョニヒョンが先に気付いた。

　N「あ！Aちゃん？！」
　A「違います(困)大盛りカルボナーラのお客様はどちらでしょうか？」
　
　長い髪を頭の後ろでおだんごにして、黒ぶちめがねをかけている・・・
　HONGBIN「あ！」
　変装をしてるつもりかもしれないけど・・・Aちゃんだった。

　RAVI「大盛りカルボナーラ、俺とホンビナ」
　ウォンシクが彼女にそう言っている。
　大きなお皿を両手に持って僕とウォンシクの方へ歩いてきた。
　A「お待たせいたしました」
　彼女は、僕たちと目を合わさずに食事を並べた。
　俺と言ったウォンシクと、僕の立っている前に並べられた食事。
　
　RAVI「ホンビナが誰かわかってるじゃん(笑)」
　A「あ！」
　HONGBIN「ゴメン、あんなこと言うつもりなかったんだ」
　A「うん」
　HONGBIN「メールするから読んで」
　A「はい」
　彼女は他のお客さんや店員さんの目を気にして小さな声だけど返事してくれた。
　
　N「いつからこのお店いるの？」
　A「半年ぐらいです」
　HYUK「僕たち、何度か出前あるけど、来たの初めてだから」
　N「あ、そーだね(笑)」
　A「・・・(笑)」
　N「ん？(笑)あー、またオネエとか思ってる？」
　A「・・・(笑)」
　笑いをこらえながら首をふってるAちゃんの顔を見て、少しだけホッとした。

　HYUK「オネエって？(笑)」
　N「あー聞かなくていいのー！」
　RAVI「Aちゃん、ハギョニヒョンの言葉遣いがツボだから(笑)」
　LEO「オネエン」
　N「ん？テグナ、なんでオネエにNをつけて言うの？今」
　HYUK「アハハ(笑)テグニヒョン、おもしろい！！(笑)」
　AちゃんはNの理由もわからずに立っていた。

　A「あ、ごめんなさい。仕事中なので」
　N「うんうん、戻って」
　HONGBIN「じゃあ、また」
　A「はい」
　
　みんなのおかげで、彼女と話ができるチャンスを作ってもらって感謝した。
　マンションからだとそんなに近くないけど、この近くに所属事務所あるのかな。

　でもこんなにも近い場所に彼女が勤めてたことを知れて、嬉しかった。
　
　RAVI「なんだよ〜、もう仲直りできた気でいるの？」
　HONGBIN「え？(笑)」
　RAVI「ま、笑顔の方がいいよ、ホンビナ(笑)」
　HONGBIN「あぁ(笑)」

　
　全然気付かなかったけど壁にパク・ヒョシン先輩の写真とサインが飾られていた。
　
　
　

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