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024:ケンのお迎え。 ページ24

 A「あ」
 HONGBIN「え?」
 彼女は突然、何かを思い出したらしくて僕から離れて立ち上がった。
 A「ケン、迎えに行かなきゃ!」
 HONGBIN「あ」
 慌てて携帯を2人も取り出して時間を見たら夜9時前ー
 
 HONGBIN「今からでも迎えにいける?」
 A「うん、大丈夫。それじゃあ・・・明日の朝」
 HONGBIN「…帰るって言ってない」
 
 女の子だったら、まだ帰りたくないとか言わないのかな?
 お姉ちゃんたちと一緒に見てたドラマだと、別れ際に女の人が泣いてたけど。

 HONGBIN「僕も迎えに行くから」
 A「え?」
 HONGBIN「え?って(笑)」

 それ以上何も言わない彼女の、少し後ろを歩いてついて行った。
 10メートルぐらい歩くと、彼女は立ち止って僕の顔を確認する。
 僕はあえて関係ない方向を見るようにして彼女が動くのを横目で確認した。

 もっと早くに出会いたかったな。
 もっと一緒に時間を過ごしていたかったな、って思いながら歩いた。

 僕らより少し若い男の子たちが、屋台の前でガヤガヤ話している。
 彼女は何気なく歩いているけど、僕はナンパとかされないかヒヤヒヤ見ている。
 HONGBIN「お母さん!」
 僕は小走りで彼女に近づいて、警戒した。
 男の子たちは、お母さんと呼ばれた前を歩く彼女を見て驚いている。
 「お母さんだって(笑)」「若づくりしすぎじゃん(笑)」
 彼女は口に手を当てて、驚いた顔で僕を見た。
 A「お、お母さん、って言った?」
 HONGBIN「うん(笑)」
 A「なんで同じ歳なのに、お母さん?!」
 HONGBIN「いいの、いいの(笑)」
 A「信じられない…お母さんって…・」
 されてもないナンパから彼女を守った僕は充実感でいっぱいだった。

 A「今度、お母さんって言ったら口聞かないから!」
 HONGBIN「じゃあ、ママにする(笑)」
 A「・・・・」
 彼女は無言のまま、また前を歩き始めた。
 怒ったり、泣いたり、笑ったり、拗ねたり・・・表情が豊かな彼女を愛しく思った。

 ーしばらく歩いて彼女が立ち止まって指をさした。
 彼女が中に入ったのを見届けて、少しだけ入り口に近づいた。
 中から和やかな会話が聞こえてきた。
 A「おじさん、おばさん、遅くなってゴメンなさい」
 おじさん「晩ご飯は食べた?」
 おばさん「お父さん、そう聞いたら気を使うから(笑)」
 おじさん「これ、持って帰って食べて」
 
 
 
 
 

025:僕の賭け。→←023:2人のはじまり。



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作品ジャンル:恋愛
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里奈(プロフ) - えるぴょるさん» EXO&BTOB同票で自動的に締め切ってました。頭フル回転で考えてみます(笑) (2014年12月4日 0時) (レス) id: 61b40e31e4 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - えるぴょるさん» いまam6:00現在は、EXO1位ですね(笑)1票が大きく影響されている投票になってますね^^;どうなるのか、今日の23時55分ごろ楽しみです(笑) (2014年12月3日 6時) (レス) id: 61b40e31e4 (このIDを非表示/違反報告)
えるぴょる(プロフ) - 里奈さん» そうなんですか!とても楽しみにしていますね♪あ、ちなみに私はEXOに投票しました〜!! (2014年12月3日 0時) (レス) id: 99f00a8d04 (このIDを非表示/違反報告)
里奈(プロフ) - ぁずみにょさん» 手強いですね、でも今見たらいい感じで接戦になってました(笑)あと1日、どうなるかな?(笑)また途中経過見てみてくださいね、ドキドキ(笑) (2014年12月2日 17時) (レス) id: 61b40e31e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぁずみにょ - 何だか、EXOが手強い予感…(笑)BTOB頑張って(笑)って、EXOも好きなので楽しみにしてます~♪ (2014年12月2日 14時) (レス) id: 1685c8f5dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:里奈 | 作成日時:2014年11月13日 8時

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