僕の中の奇跡。１ VIXX

017：キスの予感。 ページ17

　N「あー！！結局、僕がずっと鬼じゃん！(怒)」
　RAVI「一番適応してると思って(笑)」
　さすがにウォンシクはハギョニヒョンの拳をよけた。

　N「Aちゃんまでも、僕を標的に…はぁ」
　息切れをしたハギョニヒョンは腰に手を当てて突っ立っている。
　HONGBIN「…というより、こんなことしてたら時間が」
　どこでこんなことになったんだろ？ざっと１時間は鬼ごっこしてた。

　HONGBIN「せっかくのデートなのに」
　RAVI「あ〜(呆)やっぱりデートじゃん」
　腕をバシッと殴られて、言葉を滑らしたことに気付いた。
　慌てて彼女を見たら、その言葉に驚いた様子もなく笑っていた。

　N「じゃあ、これからどうするの？行くとこ決めてる？」
　HONGBIN「あ」
　どこに行こう、って話している時に、ボールが飛んできてそのことも飛んでいた。
　
　LEO「映画館」
　N「映画？あーでも人が多いよ」
　LEO「始まってから入れば？暗くて見えない」
　KEN「あーほんとだ！ナイス、テグニヒョン(笑)」
　RAVI「暗闇でキスしちゃったり？(笑)」
　KEN「え〜、こんなところで〜(笑)」
　
　大騒ぎしているウォンシク達を、ハギョニヒョンは１人ずつ頭を軽く叩いた。
　それを見て笑ってた僕まで頭を１発。
　HONGBIN「僕、何も言ってないですよ(汗)」
　叩かれた頭をさそりながらハギョニヒョンを見た。
　N「想像したでしょ！ダメ」

　ー映画館。
　放映開始時間をあえてずらして入ったら、テグニヒョンの言うとおり真っ暗。
　公開すぐは歴代何位だっけ、すごく観客数が多くて話題になった吹替のアニメ。
　僕と彼女は少し後ろの席に座った。
　HONGBIN「さすがに、ハギョニヒョン達帰るって言ったからやっと落ち着くね(笑)」
　A「楽しかったですけどね(笑)」
　HONGBIN「軽いもの、なんか買ってくる。おなか空いてるよね？」
　A「あ、じゃあ、私が」
　HONGBIN「あ、いいよ(笑)なんでも食べれる？」
　A「はい」
　席を立って、外の売店に歩いた。
　映画館おすすめのセットを２つ持って席に戻った。
　HONGBIN「持てる？」
　A「ありがとう、大丈夫(笑)」
　僕も椅子に座って、ポテトを食べてた。
　
　Bu..............いよいよ映画の始まりだ。
　A「ホンビンくん」
　彼女が急に僕の名前を呼んだから、一瞬で緊張した。
　ウォンシクとジェファニヒョンが冗談で言ってた・・・キスとか？(汗)

　A「あの大きな人たち・・・って(笑)」
　HONGBIN「え？」

　

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