42.爆豪勝己記念日(七文字熟語) ページ42
爆豪くんをアルバムにぶち込みたい。(物理)(物騒)
・
「爆豪くんおはよう」
「…？ はよ」
「？！爆豪くんが挨拶を返してくれた…！？」
「珍しく大人しいから心配しかけた俺が馬鹿だったわ！！いつも通りじゃねぇか！！」
中学の頃は挨拶すれば返ってきたけど、高校に入ってから返ってこなくなったからもう一生返ってこないのかと思っていた。
今日は記念日だ。「爆豪勝己挨拶の日」だ。
ちなみに私が作った記念日はこれで3つ目。
「爆豪勝己名前の日(私の名前を初めて呼んだ日)」と、「爆豪勝己敗北の日(私がミラクルを起こしてテストで爆豪くんより高い点を取った日)」があるが、いつだったかは忘れた。
まあそんなことはどうでもよくて。
昨日からずっと考えていたことを実行すべく、体ごと彼の方を向く。
「爆豪くん、あのさ」
「あ？」
「もし良ければなんだけど、デート行かない？」
教室が揺れた。文字通り揺れた。
そんな大きい声で喋った訳じゃないのに、その場にいた全員が反応した。
「Aちゃんどうした！？」
「お前らついにくっつくのか！！？」
「デートのお誘いキター！！！」
「なんで爆豪くんなのAちゃん！！」
「俺のことは遊びだったのかよAッ！！！」
そして肝心の爆豪くんは、
「…………は？」
で、ですよね。
それが一般的な反応ですよね。
「デートって言い回しだからおかしかったんだ。
訂正する。付き合ってください。」
「「「告ったー！？！？」」」
「てめぇらうるせぇ！！！！」
・
(ちょっと顔赤いのは、照れてるからなのか怒ってるからなのか)
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作者名：- | 作成日時：2017年8月15日 6時
