西の末っ子は真ん中出身【JW】 (ページ34)

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由来ページ34

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Hamada side

赤「そういえば濵ちゃんさ、なんでみやちゃんのこと『ちゃん』って呼ぶん？」

シゲが急に聞いてきた呼び方問題。
たしかに俺だけ原型を留めてない呼び方をしている。

紫「別に深い意味はないで？」

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紫「宮田くん～」

BOYSとして関西で活動してた俺。

『濵田くん！お疲れ様です！』

宮田くんは去年関東から関西に来た子。
事務所事情に疎い俺でも知ってるくらい有名なJr.で、
まさかこうして一緒に活動するとは夢にも思っとらんかった。

俺と宮田くんはこの前歌番組で共演してから話すようになって、
俺が知らないアクロバット技をたくさん教えてくれた。

紫「今度またやりたい技あんねん、一緒にやらん？」
『ぜひぜひ！やりましょ！』

俺も濵田くん誘おうと思ってたんですよ～という宮田くんは、
中学生には見えない。あ、見た目はめっちゃ幼いで？笑

俺よりもしっかりしとる感じがあって、めっちゃ頼りにしている。

紫「つぎいつ関西くるん？」
『えーっと、来週の土日はずっと関西にいます！』

じゃあそんときな、と言うと笑顔で返事をする宮田くん。
その様子があまりにも可愛らしくて、

紫「なあ」
『どうしたんですか？』

紫「みやちゃんって呼んでもええ？」

俺のことも濵ちゃんでええし、と付け加える。

『ふはっ！新しいあだ名ですね、濵ちゃん！』

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紫「んで、みやちゃんって呼んでてんけど、
　いつの間にか崩れて、ちゃんって呼んでんな」
赤「意外としょうもないな！」
紫「シゲがきいてきたんやろ！？」

自分から聞いておいてしょうもないとはなんだ、とやんやしていると
『なんの話ー？』と噂の人物が現れた。

赤「濵ちゃんがなんで『ちゃん』って呼ぶか聞いてん！」
『ああそういうこと』

珍しい呼び方よね～とちゃんも言う。

紫「嫌やった？」
『ん？全然！俺嬉しかったんよ』

中学生くらいの時だよね？と聞いてくる、ちゃん。

『みんな距離あったからさ、そんなかで濵ちゃんがあだ名で呼んでくれたのが、関西の人に認められた気がしてめっちゃ嬉しかったんだよね』
紫「…ちゃん！！」
『うわやめてよ濵ちゃん！』

あまりにもかわいいこと言うから抱きつくと、
『セットしたの崩れる！』とギャーギャー騒ぐ、ちゃん。

君はもう仲間なんやで。

あの時から。関西にきた時からずっと。

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