止まらない涙 ページ7
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小舟にはAとロー、ロシナンテが乗っていた。すやすやと寝息を立てて眠るローを哀しそうな瞳で見つめ、頭を撫でるA。
ロシナンテ「Aちゃんは船にいてもよかったんだぞ？」
『やだ。私はぱぱと一緒にいたいもん。』
ロシナンテ「そうか。可愛いなぁ〜〜Aちゃんは♡」
ロー「………ただの親バカじゃねェか。」
『なぁに、聞いてたの？ロー。』
3人はローの珀鉛病を治すため、海に出た。いろんな島のありとあらゆる病院を回るが、どこも珀鉛病と聞けば近寄るなだのやめてくださいだの泣き始めたりする医者もいた。ローにとっては辛いものだろう。
それから半年が経った。未だに治療法は見つかっていない。
バリン！
『ん……？ぱぱ？』
ロシナンテ「あん時、おまえはおれを刺したけど痛くもなかった。痛ェのはおまえのほうだったよな。可哀想によォ……ロー……！！」
『ぱぱ………』
ロシナンテ「Aちゃん悪ィな、起こしちまったか？」
『ううん、平気。頑張ってローの治療法探そう！』
ロシナンテ「あぁ、もちろんだ。」
ローはそんな親子の会話を聞いて、静かに声を押し殺して泣いていた。涙が止まらなかった。自分をそんな風に想っていてくれたなんて。
そうして夜が明け、朝になった。
『ぱぱー！おきて！』
ロー「コラさん、早く起きろよ！！」
ロシナンテ「！？い、いま…コラさんって……」
ロー「いいから朝飯！！」
『ローと一緒に作ったんだよ。』
ロシナンテ「寝起きもかっわいいなぁ〜Aちゃん♡」
ロー「きめェ。」
ロシナンテ「そんなこと言うなよォ！！ロー、さっきのもう一回言ってくれよ！！」
ロー「うっせェ！！」
あれだけロシナンテを毛嫌いしていたローと、逃がすためとはいえ思いは伝わらずに酷い目に遭わせていたロシナンテが仲良くしているのを見ると、Aは自然と笑みが零れたのだった。
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Suzu(プロフ) - このシリーズ大好きです！！ いつも続き楽しみにしてます。もっとサボとの関係進展して欲しい…！ (2022年8月26日 14時) (
レス) @page47 id: e76feed68f (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 悟と傑の嫁さん» コメントありがとうございます₍ᐢ´т ̫т`ᐢ)とっても嬉しいお言葉光栄です！更新頑張っていきます！！ (2022年8月20日 16時) (レス) id: b6fa274b3d (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - わんこそばさん» わ〜〜そんなふうに言っていただけて光栄です(TT)これからも更新頑張っていきますね！ (2022年8月20日 16時) (レス) id: b6fa274b3d (このIDを非表示/違反報告)
悟と傑の嫁 - 初コメント失礼します！！ 主様の作品が面白すぎてコメントを送らせていただきました！ 更新頑張ってください！！応援していますっ！！！！ (2022年8月19日 13時) (レス) @page44 id: 7142da3b96 (このIDを非表示/違反報告)
わんこそば - わぁぁぁぁl！あやさん神ですか！？お願いします才能分けてくだs(((( (2022年8月19日 13時) (レス) @page44 id: 9229c146b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2022年8月14日 6時
