僕の彼女はキス魔らしい【ヒロアカ】 (ページ4)

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大好きだよページ4

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『出久』

緑「Aちゃん……まだ学校行ってなかったの？」

『こっちのセリフ』

心配そうな顔。Aちゃんの目は見抜けないよね。いつも一緒の飯田くんと麗日さんには先に行ってもらうように伝えていた。なんだか、今日は一人でいたい気分だった。

『鋭児郎が言ってたの、気にしてる？』

緑「………僕、嫌だよ」

『ん？』

緑「Aちゃんは可愛いからモテるし、よく口説かれてるでしょ。いつか僕の隣からいなくなっちゃいそうで怖いんだ……ッ、」

『出久はバカだね』

緑「な……ッ、なんでそんなこと言うの！僕はッ、」

『バカだよ、本当に。私が出久の隣からいなくなるなんてありえない。何言ってるの？』

緑「そんなの、わかんないよ……」

『じゃあ出久も私の隣からいなくなるの、わからないって言うの？』

緑「そんなわけない…！小さい頃からずっと好きだったんだ、もう離れたくなるわけないよ！」

『一緒だよ。私はイケメンなんて興味ないし、どんなに私を好きだって言ってくれる人が現れたとしても出久には適わないよ。私、本当に出久が好きなの。こんなに好きなのに伝わってなかった？』

緑「ッ………Aちゃん、」

頬を挟まれて、怒ったようにそう言われた。その瞳の奥には僅かに悲しみさえ読み取れた。

何をしてるんだ、僕は。こんなに大切で可愛い彼女を悲しませるなんて。付き合う時に一生かけて守るって誓っただろ。

緑「ごめんね、ちゃんと伝わってる。僕も本当に大好きだよ。」

『ん、わかったならいい。じゃあちゅーしよ。』

緑「な、なななななんでそうなるの！！！」

『したくなったからじゃだめ？』

緑「……ッん、ぁ、Aちゃ、」

『今日は一緒に学校行こ？』

少し目線を下げれば僕が初デートでプレゼントしたネックレスをつけてくれていた。本当に昔からAちゃんには適わないな。大好きだ。

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