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21. ページ21

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『じゃあ、行ってきますね』




今日もいつも通り「いってらっしゃい」と送り出してくれる小瀧さん




「あ、Aさん」




ドアに手をかけた時小瀧さんに呼び止められた




「帰ってきて、ごはん食べて、21時になったら約束の話しますね」




いつも通りの笑顔、いつも通りの優しさ

全てがいつも通りなのにどこか悲しそうに見えた




『...はい!いってきます!』




家を出れば重岡が迎えにきてくれていた




「よお」




軽く挨拶をして車に乗り込む




「どっか行きたいとこある?」

『............は!?』

「なんっやねん、急にデカイ声出すなや」

『なんやねんはこっちのセリフ!!重岡が買い物ついてこいって言ったんじゃん!』




「あ、そういえばそんな予定やったな」とヘラヘラしてるもんだから、こっちも気が抜ける


わたしはどこまで重岡に振り回されるのでしょうか




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作者名: | 作成日時:2019年2月28日 22時

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