おれんじの休息

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「よかった…治まってきたかな？」



まだ、あたまがぼんやりする。

息はできてるけど少し苦しくて。





「ころんと莉犬レコーディング終わってるよね？病院連れてってもらう？」

「あー、そうした方がいいかも」



2人の会話はよく聞こえへんかったけど、
なぜか、離れていってしまうような気がして思わず手を掴んだ。




「…や…、」



いやや。

行かんで。



また、息できんくなったら…





「ジェルくん…？」



「い、やや…」




今更恥ずかしくなって、下を向く。

すると、ポンと頭に優しく手がおかれた。




「わかった。」






.




それから、なーくんとさとちゃんに連れられておれは病院に行った。


疲労からくる喘息だと診断を受け、

さとちゃんにはデコピンされて
なーくんには謝られた。
おれも謝った。




これからは、もうちょっと自分に優しくしようと思います。(笑)








fin.

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