生物災害の世界の籠の中の姫 (ページ3)

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～出会いから1ヶ月後～

白雪「あ、アリスお姉さまぁ……」

私たちは、なぜかアメリカに居ました←

アリス「白雪、どうかしたの？」

白雪「わ、私…人混みは苦手です……気持ち悪くなってきますし……」

アリス「あら、そうだったのね…。…じゃぁ、何か飲み物と軽食を買ってくるから…暫くそこの公園で待っていてくれる？」

白雪「お、お姉さま…よろしいんですか…？…じゃぁ、ベンチに座って待ってますね…！」

アリス「えぇ。…くれぐれも知らない人には着いて行っちゃ駄目よ？お菓子あげるって言われても着いて行っちゃ駄目だからね？それと、帽子を深く被っておいて？」

ーアリスお姉さまは相変わらず心配性です……まぁ、私とお姉さまは『姉妹』と言っても過言ではありませんから…妹として心配して頂いてるのでしょうかね？でも、さすがに心配しすぎなような気が……帽子も被らされましたし……

白雪「あ、アリスお姉さま！大丈夫です！知らない人には着いて行きませんし、お姉さまのことを待ってますから！」

アリス「そう？…じゃぁ、なるべく早く戻ってくるわ。待っててね！」

お姉さまはそう言って、人混みの中を駆け抜けて行きました。

白雪「さて…ベンチに座って、お姉さまに買って頂いた本でも読んで待っていましょうか…」

ぺら、とシャーロック・ホームズの小説を捲り、読み出していたが……

クリス「今日はやけに人が混んでいるな……」

ピアーズ「そうですね、隊長。」

ハンク「…なぜ俺が貴様らと共に居なければいけないのだ」

ジェイク「こっちだって願い下げだっつーの…お前らと一緒だなんて」

ピア「あ？テメェ…」

ジェ「んだよ。文句あんのか？」

クリス「2人とも…」

レオン「やれやれ…泣けるぜ」

彼らが来たことで、一気に騒がしくなったので、小説を読んでいる所ではない、そう思い、本を閉じて、大人しく待っていることにした。できるだけ目立たずに。