６話 ページ6
「ニーノのばかぁ……」
「はいはい……」
誰が強い酒を飲ませろと。
隣にいるジーンも潰れている。
「……明日起きれるかなぁ……」
「起きれなかったら俺が行こうか？」
「あはは…ニーノならいい写真撮ってきそうだねぇ……」
頭も足元もふわふわする。
「おーい、寝んなよ。ジーンも」
「んー」
「はぁーい……」
「お前らなぁ…」
たまにはこういうのも悪くないのかもしれない。
翌日
「あ〜〜……これジュモークまで行けるかな…」
「大丈夫ですか？課長？」
「ん〜…頑張ってくるよ…」
地味に痛む頭で空港へ向かおうとしたその時だった。
「視察かい？」
「リーリウム長官…!?」
慌てて敬礼をする。
ぼーっとしていたのが一気に目が覚めた。
「次はジュモークだったかい？」
「は、はい!パイン長官にオススメの場所を教えて頂いたので広報で取り上げようかと!」
「そうか。それが終わったら私の所へ来るといい。少し話をしよう」
「は、はい……！」
訳が分からないまま話が進み、リーリウム長官は去っていった。
「………話って……何……」
自分が何かやらかしてしまったのかと不安に襲われる。
「……とりあえずジュモークへ行こう……」
飛行機でジュモーク区へ向かい、支部に到着する。
「ようこそジュモーク区へ!」
「こんにちは〜今日はよろしくお願いしますね」
ジュモーク駐在員リーダーのコルリさんが出迎えてくれる。
前に会った時と比べて随分と割腹がよくなったようだ。
「……失礼。写真を１枚下さい〜」
「え!?どうしたらいいですか!?」
「そのままで良いですよ〜」
これからは各区の駐在員リーダーを撮り集めようか。
名前も顔も覚えれるしね。区のみんなも。
「ジュモークのバスウッドっていうファストフード店があるって聞いたんですけど」
「あっ、あそこですか…!あそこは課長には少しハードル高いのでは……？」
「……？」
店に行ったら彼の言っていたことがすぐに分かった。
「そういうこと……」
「えぇ…作物が大きいのでジュモーク区の人達はみんな大きいんです。平均身長が222cmとか」
「すごいね……」
リーリウム長官に持っていっても大丈夫だろうか、と目の前の大きいケーキをカメラに収めた。
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瑠彩 - 蓮さん» こちらこそいつも読んで下さりありがとうございます！すごく励みになります…！どんどん書き進めていこうと思っているのでこれからも宜しくお願いします…！ (2017年3月28日 8時) (
レス) id: 7c6aff2c3a (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - はじめまして！いつもこの小説を楽しく読ませていただいてます！瑠彩さんのかくリーリウム長官がとても好きです！これからも更新がんばってください！ (2017年3月27日 19時) (レス) id: 1f43372f2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠彩 | 作成日時：2017年3月23日 17時
