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「… ってことがあったんやけどさー、って姉ちゃん聞いてるん？」
姉「聞いてるよー。なるほど、智洋やるやん。流石姉ちゃんに似て可愛いだけあるわあ。」
そう、オレは 男の娘なのだ
発端はこの姉貴がオレと可愛くしてくれるアプリで写真を撮った時に目覚めてしまったこと
顔が似てると言われてきた姉貴の彼氏探しと題して女装させてもらってたのが楽しくて
色んな男が寄ってきて断るとしょんぼりするんだもん
わらえる
だからナンパも余裕やったのに 、
姉「んで、その病院長さんは基準値も最高な訳やろ？次の手段とか無いの？会ったみたい！」
「嗚呼、これ。名刺。この番号に電話すればええと思う。前はありがとうございました、お食事でもいかが？って。」
姉「おお！流石智洋！やること全部完璧やな。」
「はいはい、食事まで行ったら報酬やからな。」
もちろん、なんて笑顔でオレの部屋から出て行った
姉貴に彼氏ができれば嬉しいし、結婚もして欲しい
それにしても、あの人に脈はあるのか？
お医者さんやから怪我の事とか普通に分かるやろうし、終始微笑んでたのも人柄的なもんちゃうん？ …
はあ…
ん？なんで溜息なんかついたんやろ？
謎が深まるばかりで頭の中のモヤモヤはベッドで転がっても消えなかった
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作者名：よこがみ | 作者ホームページ：http://ykgm
作成日時：2019年3月25日 22時
