JWの短編さん 5 (ページ20)

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緑「お腹減ってるのは分かるけどさ、先に短冊書かへん？其れの方が雰囲気も出ると思うし。」

神ちゃんの言葉に文句無しで賛成して、其々の色の短冊に願い事を書いた。

紫 "楽しく、大きな魚を釣りまくりたい"

桃 "行動も気持ちもよりイケメンに"

緑 "作詞作曲作り、振り付け曲も増やしていく"

橙 "もっともっと美味しいものを味わう"

青 "1人でも番組で頑張る"

赤 "健康第一"

黄 "ジャス民と一緒に成長する"

早くに決めて言葉にした者、悩んだ末に日頃の課題を描く者、より高みを目指す者など、其々個性溢れる短冊が飾られていく。

短冊をかける位置も其れまた個性。

そして、最後に短冊を飾った照史が突然口を開いた。

橙「俺さ、もう一つ、グループとしての願いも描きたいねんな。やっぱり此れやと思うんやけど、どう？」

其れは金色の短冊の裏に "目指せ、ドームツアー！"の文字。

メンバーの口角も上がり目元が緩んだ。

実はこれも … と言う声元を見ると、濱ちゃんの字で "ジャ.ニーズ WES.T最高！" "ジャス民最高！"と描かれた2枚の短冊もあった。

流星、重岡と3人で考えたらしい。

「ほな、神ちゃん、あの人への御礼も描いといてくれへん？」

暫く考えてからささっと書き上げた短冊を背の大きい望が一番上に取り付けてくれた。

"ジャニーさん、ありがとう。たまには休憩してや。"

皆で縁側に座り夜空を見上げると大きな月が眩しく輝いている

赤「… よし、飯食べよか！」

その元気な声と共に俺らの新しい一歩を踏み出した

笹の下の甘酒と七色の金平糖がキラキラ輝いて見えた