愛を教えてくれた人 (ページ2)

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船員「船長！女の子が！」

ある晴れた日、ハートの海賊団の潜水艦に一人の

女の子が担ぎ込まれた。

ー数分前ー

ロー「ペンギン、シャチ！買い出しに行くぞ！」

船長のローは中にいる2人に声をかけると船を降り

様とした。が、

イッカク「キャプテン～！部屋の片付けしなさい！！！」

ロー「、、、チッ」

部屋の片付けに捕まった。仕方がないのでペンギン

とシャチで買い出しに向かう。

シャチ「確かこの国、ある王女様が有名だよな？」

ペンギン「ん？あぁ・・・''笑わない王女様''、だっけな？」

笑わない王女様。この国、クレメール王国には、そ

う呼ばれる王女がいた。国民は式典や王城開放日の

時にしか目にしたことがないと言う。だが、笑って

いないそうだ。ただ１つ言えるのは、ブラウン色の

美しい髪を持ち、綺麗に整った美しい顔をしている

と言うことだけだ。噂によると、歌がとてつもなく

上手なのだとか。そして、美しいオッドアイ。

ペンギン「見てみたいよなぁ」

シャチ「なぁ、、、女帝より可愛かったりして」

そんな会話をしていると、ふとシャチが止まった。

それに反応してペンギンも止まる。

ペンギン「、どうした？」

シャチ「あれ、女の子だ」

シャチの指差す先には、路地の壁に横たわる女の子

だった。2人は急いで近付くと、ギョッとした。

ペンギン「これは、王族のバッジ」

横たわる女の子の胸で、王族の竜のバッジが光り輝

いていた。