【食戟のソーマ】 天才は女神のようでした

第二章 ページ9

そしてついに、編入試験当日がやってきた









見覚えのある校舎






その門を今…くぐった









美しくなびく髪に背筋のいい上品な姿、どこからどう見ても美少女としか言いようがない

この少女に、だれもが見惚れた




「ねえ、あの子すごく綺麗…どこのお嬢様なのかしら…」

「…というかあの子…那珂様じゃない？」

「うそっっ！！！



帰って…来たんだ！！那珂様が！よかった…！」



「そうか！…一応中退ということになっているから…編入試験に来たんだ。

でも本当に！よかった！那珂様が戻ってきた！」





煩いなぁ…でも…気分は悪くない。みんな私が戻ってきたことを喜んでくれてる



こんな嬉しいことはないや。









少女は少しだけ目を潤ませながら、旧友から頼まれた少年を探しに歩いている。




城一郎によれば、えーと…そ…うま？はもう此処についたとのこと




あとは探すのみ、か。








城一郎め…早くえりなにも会いたいのに…




帰ってきたら…締める！









えりなside





えりな「…で、次の予定は？


編入試験の審査？



評議会入りすると、こんな仕事も回ってくるのね


着替えを済ましたら向かいます」









はあ、いつもいつも忙しくて、休む時間なんてあったもんじゃないわ






…A…貴方がいないと．何もかも…つまらないわ

張り合い甲斐が無い…





1日でも早く…貴方が目を覚ませばいいのに、貴方の事を忘れた日は1日だってなかったわ








今日の編入試験…貴方がいれば、私はどれほど嬉しいことか…



また親友として過ごせる日を私は、待っているわ









…会いたい…



貴方side


えりな…早く会いたい。





ふう、それよりも…あー。
そうま！そーだ、そいつを探さないと…


ぁ？なに？騒がしいわね




二階堂「この僕と並んですわるなーーーーー！！」



何このボンボン…うざったいわ








創真「ゆきひらで食ったこともねえくせに！うちの格を決めんじゃねぇ！」



…へえ…言うじゃないか…


創真…か、様子見かな…？

それよりも…



貴「…失礼します…そこの方？」


二階堂「…ふぇっ？？」


チッ



貴「…人の大事な友人の息子、勝手に蹴ってんじゃねぇよ、ボンボンが、てめえと私の人生経験の差…なめてんじゃねえ





これ以上私たちに踏み込もうってんなら

那珂Aの名のもとに、てめえの家まるごと潰してやるよ」

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