【食戟のソーマ】 天才は女神のようでした

○ ページ39

えりなは私に料理をこれほどかと思うほど詰め込み
満足したように自分の目的地へ進んで行った

げふっ

そうため息と呼べるかわからないため息をついた後、私も創真達を探しに、足を進める


あ、いた。何やってんだ？

貴女「おーい、恵、創真、何してんだ？ここ、丼研の部室前じゃないか。見学か？」

創真「おおA！ああ、見学だ！お前も来るか？」

なーんか、面白そうな予感。
貴女「そうだなぁ…面白くなりそうな予感がするから行くわ」

そうニヤリの笑った私は、不審極まりないだろう

創真「おぅ！じゃあ行くか！」
おや、気にしてないわ、さすが創真だね

恵「Aちゃん、行きましょう！」
そういって恵は、私の手を掴み、創真の後を追いかけた

貴女「え…っ」
少なからず驚きを隠せなかった私は、間抜けな声をだしたが

ほんの少し、嬉しいという感情も隠せないようだ

ガチャッ
ドアノブを回し、小気味良い音が聞こえたと思ったら

次に視界に入ったのは、なんだかしおれているリーゼントだった


？「悪いけど帰りな…もうじき丼研は…潰される運命だからよ」

…リーゼント何で固めてるんだ？

つーか、頼りない奴だな

小西「幸平と…田所っていったか、俺がここの主将張ってる者だ」

貴女「私のこともお忘れなく、主将さん。」

恵の後ろからひょこっと姿を現す。
小西「なな、な那珂様？！なんで？！」

那珂様か…久しぶりな気がするな

最近は信用できる人も結構できて、居心地良かったし…違和感

貴女「創真の付き添いで来ましたの。それより大丈夫です？」

あ、創真めちゃくちゃ違和感感じてるな、この喋り方やっぱ慣れないんだな

創真「ああ、なんかしおしおしてますけど」
小西「へへへ…笑えばいいさ丼研を守れない俺なんか…」

男がへにょへにょして、情けない

面白そうな予感がしたのに…的外れか？

んぁ？恵達がレシピを見つけたみたいだな

貴女「どれどれ…」
私も覗いてみる

へえ…まあまあ面白そうな料理じゃん。
ここが潰されるとしたら…




もったいないんじゃない？

創真が褒めた途端、あのリーゼントが熱く語りだした。

暑苦しい。少し面白いけど。

小西「くそ…俺の丼研…薙切えりなさえいなければ…！」

ふうん…そういうこと。

えりなのやり口は、必要の無いものと思ったら、追い込み、潰す。
気に入らないものもそう。

私の居ない間に、勢力をかなり広げたようだな。
それが気に食わなくて昔は仲悪かったんだよな…

懐かし…ふふっ

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