【食戟のソーマ】 天才は女神のようでした

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ぎゃははは

コップあるかー？
おー
ワイワイ ワイ


創真「つーか、こんな夜中に騒いで大丈夫なの？」
涼子「大丈夫よ？だって寮の周りは森だけだもの」

ああ…なるほどね。納得

創真「でもほら寮母の婆さんが…」
いーや…ふみ緒さんは大丈夫だと思う。


ふみ緒「こらあぁ アンタたちぃ
…
ブリ大根があるから誰か取りにおいで！」

ふふっそら見ろ。

「ふみ緒さん愛してる！」
創真「いいのかよ！」

ああ愉快。こんなに楽しい気分は久しぶりだ。
まあ私はあまり話してないがな。



部屋の隅で
愉快な寮生達を眺めている私は、あの子らのいう「お米からできたジュース」を

少しずつ口に含んでこの余興を楽しんでいた。





一色「全く。面白い事好きの癖に、いつもこういう宴になると隅の方で君はいつも眺めているね」

と、もうすでに裸になりつつある一色さんが、私の元へ来た。


貴女「…わざと。これは私なりの楽しみ方なんだ。
視野は狭くしたくない…

こうやって全員の顔が見える場所で、全員が笑っているのを見るのが、私は楽しいんだ。



美しいね…この寮にふさわしい寮生達だ。」


一色「…！…それじゃあ…」

貴女「ああ…とても『面白い』…！」

一色「皆ともっと交流して欲しいと言おうとしたんだが…君がそう思い始めたのなら、余計な心配だったね。」

そういって にこやかに笑う一色さんに、一色さんよりは硬くも、

同じように微笑みを返すと一色さんは満足したように

完璧なる裸エプロンイリュージョンを完成させ、場をさらに賑わせていた。


少し見ない間に、創真はこの場に溶け込んでいるようだ…

まあ、この変人たちに馴染むことは、創真には容易いことだろうと思ったがな



貴女「ははっ」

つい乾いた笑いが出てしまった…

いくら面白いと、信用できる思っても、相手が親しく思ってくれていても

自分自身で、見えない壁を作ってしまうこの悪癖を私は恨む…


それを治そうと意識すれば、その意識した行動でまた壁を隔ててしまう。




でも…
この壁を取っ払って、私の心に入ってきてくれた あなたたちには…

とても、とても図りきれない恩がある


えりな…

城一郎…

仙さん…

ああ、一色さんもかな…





そして…私が最も愛する人

貴方もこの学園にいるんだろう…
一緒に生きたい。でも私が隣にいれば貴方を危険にさらしてしまう…

生きるために身につけたこの肩書きが、能力
が…

貴方との壁になってしまうなんて…

悔しいね…

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