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序章 ページ1
大正時代の春先頃。
無数の鬼共が小さな村を襲った。
ﾀｯﾀｯ...
「...急ぐのですよ！
...桜...もう少しで...。」
桜「...お姉ちゃん...っ!」
桜は、震えた声で姉の姿を見ていた。
「早く......逃げなさい!
ぐはっ.....。」
青年の姿をした鬼に爪で手首を擦りむくように激痛を伴った。
苦しむ姉の姿をみていた私...。
何も出来ぬ自分は、姉に言われた通りに必死に走り逃げ出した。
無「ﾌｯ...小娘よ？
妹を逃がしたとしてもお前には、鬼となって貰うぞぉ!」
青年は、恐ろしいと思える程の鋭いつり目で少女を睨むように見詰めていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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作者名：桜猫.♪ | 作成日時：2020年6月29日 23時
