特別病室 -JW-

５ −新しい看護師− ページ34

淳太side



なるべく早く仕事を済ませ、子供達を当直の照史に任せて、椛のところへ。






ｶﾞﾗｶﾞﾗ




椛「あ、淳太くん。やっほー」





淳「やっほーってなんやねん。
のんきやなぁ。


あ、椛しばらく休んでてええで。」





椛「え、なんで？早く戻らないと…」





淳「今日部長が来てな。

『ちょうど明日小児科に異動してくる看護師がおるから、423号室の担当にするな。新川、大変やろうから。』

って言われたんや。」





椛「なるほど……って皆大丈夫なの…？
初対面の人…」




淳「康二の友達らしいで。
やから、なんとかなるんやないか？」





椛「へー。偶然やな笑」





淳「ほんまな。笑」






淳「ほな俺帰るわ。ちゃんと寝ろよ。」





椛「はいはい。じゃあね。」







・







翌朝






淳「おはよう。」





照「淳太くん、おはよう。」





？「おはようございます！
今日からよろしくお願いします！！」





康「紫耀、名前言わな誰か分からんで笑」






紫「あ、平野紫耀でーす！」




こいつ想像以上にアホやな。




淳「とりあえず、皆のところ行かなあかんな。
もう皆起きとる？」




康「起きてますよ。」





淳「ほな、俺と康二と紫耀で行こか。」









・






ｶﾞﾗｶﾞﾗ



淳「皆、おはよー。」




重「ずんたやー！ずんたずんた。ｱﾋｬﾋｬﾋｬ」




淳「ずんたって何やねん。淳太やろ。
しかも呼び捨てすなや。

それよりな、
新しい看護師さんがな、今日来たねん。」





って言うと一斉に固まり出す皆。





まあ想定内。








こっから先が重要や。





淳「皆、大丈夫やで。
康二のお友達なんやって。その看護師さん。」





康「めっちゃ優しくてアホやで笑」








神「ほんま…？怖ない…？」





淳「ひとつも怖ないで！優しいから。
で、名前は平野紫耀って言うんやで。
紫耀、呼んでええ？」







流「……俺は…ええよ……」





淳「お、流星偉いなぁー。」








重「…俺も……」





淳「ほんなら、呼んでええか？」







皆「……ｺｸｯ…」







淳「紫耀ー？入ってええでー。」

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