堕 と し 愛《青 桃》

よん 。 ページ4

キレてもうた。




...やってもうた。




紫「ごめんなぁ、俺があんな事言うたから、」




桃「ちゃうんです〜！！濱ちゃんのせいやないです〜！！」




濱ちゃんに謝られて、余計に罪悪感が湧く。




うぅ〜っ、




青「おった、望。」




藤井さんに半分強引に腕を掴まれる。




スタスタと無言で休憩室に歩いて行くから、少し怖かった。




桃「藤井さ...っ、」




いきなり止まるもんやから、びっくりして顔をあげると、




ニヤニヤした藤井さんがいた。




こいつ、反省してへんな。




「座って」と言われたように誘導されてイスに座る。




青「可愛かったで、初めてやった？」




桃「.........。」




返事なんかしてやるか。




青「かわええなぁ〜」




桃「...堕としたる。」




青「ん？」




能天気な藤井さんのネクタイを引っ張って、キッと睨んだ。




桃「り、流星...」




青「っ！？」




桃「堕とす、絶対堕としたる...！」




藤井さんはふっ、と笑うと




青「できるわけないやろ、

ま、せいぜい頑張りぃや。」




と言った。

ご 。→←さん 。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す