にじゅうはち 。 ページ29
流星のことやから、浮気なんて当たり前かもしれへん。
けど、俺は他の人と違うって、思うとったんやけどなぁ...っ。
流れていく涙は止まることを知らなかった。
桃「俺...流星に嫌われたら生きていかれへん...」
はぁ、とため息をつくと、ピンポーンとチャイムがなった。
桃「はい...」
「宅配便でーす。」
キラキラと輝いた目をしたお兄さんが、宅配便を届けにきた。
桃「王子様の登場なんてせえへんよなぁ。」
頭の少しの部分で、流星かなぁ、と考えた自分がバカバカしい。
流星は今東京やし。
...宅配かぁ、なんか頼んだっけ。
桃「ありがとうございます」
しっかり受け取って、部屋にまたこもる。
なんで、あんなこと言うてもうたかな。
自分に、あほと呟く。
1人で、自己嫌悪にかられていると、
また、ピンポーンとチャイムがなった。
桃「今度は誰やねん...」
今日は人がいっぱい来る。1人になりたい日に限ってなんでやねん、と重々しい空気を漂わせながらドアを開ける。
すると、
青「っと...お邪魔します...」
愛おしくて愛おしくて会いたかった彼の姿。
でも、浮気ヤローを勝手に家に入れるわけにはいかない。
桃「すみません、帰ってください。」
家に入ろうとする流星を、押し出した。
青「...俺なんかした?」
しらばっくれても、無駄。
桃「もうええねん、別れよ、帰って。」
"別れよ"という言葉を言った瞬間、流星の目の色が変わった。
青「なんで?」
その声が、いつも以上に低くて、怖くて。
桃「っ、やって流星...、女の子おるんやろ...っ!!」
泣いてしまった。
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ルウナ(プロフ) - # 流 望 んさん» はい!お願いします! (2018年1月18日 22時) (レス) id: e595bc4c0d (このIDを非表示/違反報告)
ルウナ(プロフ) - # 流 望 んさん» フラグ立てて頂いても大丈夫ですし、ツインの短編の方でも大丈夫なのですが、ツインの短編の方って裏とか書いても大丈夫ですか?(フラグ立ってなかった気が・・・) (2018年1月18日 11時) (レス) id: e595bc4c0d (このIDを非表示/違反報告)
# 流 望 ん(プロフ) - ルウナさん» あ、それか、前に書いてたツインの短編に載せますか? (2018年1月17日 16時) (レス) id: 175c974560 (このIDを非表示/違反報告)
# 流 望 ん(プロフ) - ルウナさん» いいですよ〜。フラグは立ててよろしいですか? (2018年1月17日 16時) (レス) id: 175c974560 (このIDを非表示/違反報告)
ルウナ(プロフ) - 堕とし愛の続きとして短編でいいのでその後の二人の夜の営みを書いて頂きたいです!がっつり裏にして頂きたいのですが大丈夫ですか? (2018年1月17日 8時) (レス) id: e595bc4c0d (このIDを非表示/違反報告)
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