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いい歳して随分年下の望に
恋愛相談をすることはどうかとも思うが、
彼は恋愛マスターだ。
きっといい案が出てくると思い、
Aちゃんについて話す。
「また誘って欲しいって言うてくれてんねやろ？
誘ったらええやん」
まー、当たり前のことしか言われない。
「そもそも、そんなに惹かれるような人、
何で高校のとき見つけられへんかったん。
めっちゃ勿体無いな」
「それは俺もわからん」
「どんな子やったかとか、
誰と付き合ってたかとか知りたないの？」
若い考え方に圧倒されるが、確かに気になる。
花に聞いてみよかな…。
独り言のようにそう呟くと、聞こえていた望が食いつき、
「�陲舛磴鵑慮汽�ノや。
電話しようや」
と盛り上がっている。
酔った望は言うことを聞かず、
仕方なく電話をかける。
電話番号変わってへんのかな。
数コールの後、電話に出た花。
『もしもし？久しぶりやね。
この間のこと聞いたで？
楽しかったみたいやな』
「え？あー、おん。
こないだはありがとう。
俺、高校時代のAちゃんのこと
覚えてへんのやけど、大人しい子やったん？」
『大人しくはないと思うけどなぁ。
ほら、私ら避けられてたから笑』
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作者名：ハル | 作成日時：2018年2月9日 22時
