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Daiki side
「っはあ！…はあ、はあ、」
ガンダで帰ってきて、バン！って部屋のドア開けた。
自分のことが自分でも分からない。
「俺、…何しようとしてた？」
確か、寝てるところまでは俺だった。
で、「頑張ってること、ちゃんと知ってるからね」
とかなんとか言われて…
…ここやん、完全にここや。
なんか死ぬほどグッときた、っつーか。
で、アイツに戻って、また俺になって。
ペン落とすから拾ったったら、なんか笑った顔がすげぇ可愛く思えてきて。
壁においやってそのまま…
「んああああーー！！」
キス、しようとしてた。
戸惑ってる顔すらむちゃくちゃ可愛く思える。
このままこいつのことめちゃくちゃにしたらどうなんねやろ、とか…ちょっと考えた。
完全にあいつの好きなやつを好きになってしまった。
心のどこかで、絶対にそうならんようにしようと誓ってたのに。
やっぱり、俺はアイツなんや。
だから同じ人にどうしようもなく惹かれる。
でもアイツはアイツであって、やっぱり俺じゃない。
第一、例えば告白してオッケーだとしても、
あいつは。Aは。
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作者名：ちい
| 作成日時：2017年10月17日 1時
