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Daiki side
あいつは知らんやろうけど、
藤井、こと流星は俺が二重人格やってことを知ってる。
つーか流星の中にも人格が2つあって、俺と似たようなもん。
やからバレたんか。
まあ簡単に言うと女を抱いては捨て、抱いては捨て…
ってしてる流星って人格と、
自分のことずっと童貞やって思ってるガクっていう人格があるらしい。
けど、基本は流星側の人格が学校生活やらをリードして送ってるから色々ラクなんやて。
ガクが出てくるのは週1のたった1時間だけ。
しかも学校では絶対出えへんねんて。
一度、流星がシようと相手の子を脱がしている時にガクが出てきた時は、
鼻血出してそのままぶっ倒れたらしい。
あとあと流星は、あん時は具合悪かってん。
とか言って誤魔化したらしい。
ま、一方で俺は、可哀想かなって思ってそういうコトも、あいつが後々困るようなこともしてへん。
俺ほんま優しいわぁ
話を元に戻そう。
俺の“アンカーやってもええ?”の一言に目をひん剥いて驚く小瀧。
「ちょ、え、流星と神ちゃんはなんで驚かんの?」
「ええんちゃう?」
「おん、しげ俺より足速いしな。」
口々に言う流星と神ちゃん。
え、あっそうなんや…と呟いてあんぐり口を開ける小瀧。
「小瀧…くん、は?ええ?」
「あ、おん…俺アンカーだけは嫌やったし任すわ…」
よし、これで舞台は完璧に整った。
後はお前に任せんで。
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作者名:ちい | 作成日時:2017年10月17日 1時