裏話*005 ページ25
ふと有夏を思い出して連絡をしたらビンゴ。
二人のおる場所を何故か知っとった。
『公園で待っとるから、はよ来るんやで』
相変わらず一方的に喋られ、一方的に切られる電話。
けどもうそないなこと気にしとる暇無くて
公園へ向かって走った。
・
「神ちゃん。遅い!」
「遅いて。結構頑張って走ったんやで?」
「ふーん」
「てか、なしてここ分かったん」
俺が聞くと、目を反らす。
さては二人を尾行してたか。
「犯罪になるようなことはすんなや」
「はーい」
有夏は、笑って誤魔化した。
「でもうちのおかげでここが分かったんよ?」
「ん。ありがと」
……でも
やっぱり来ない方がよかったかも。
「うそ、シゲ抱きしめて、る」
有夏の言葉通り、桐山は
シゲに抱きしめられていた。
伝えなきゃ。
伝えへんと
そう思うけど。
「なにしとるん、神ちゃん」
「え?」
「会話聞きにいくで」
「え、そないなことせんでええて!」
「しっ、静かに」
有夏に引っ張られ、やや無理矢理
二人の近くに行く。
バレへんように。
「…付き合ってください」
ようやく聞き取れた言葉は告白。
うん。って
言わへんかった。
桐山は泣き腫れた目で、ごめんなさい、とうつむいた。
・
あれから家に帰った。
「…告白しよ」
そう決めたのは真夜中の2時。
シゲみたいに告白ちゃんとしよう。
そうして俺は
朝、桐山に告白をした。
・
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暖莉_nonri(プロフ) - 阿部氏さん» ありがとうございます(*^_^*) 次回作は淳太くん予定ですので、これからもよろしくお願いします (2016年4月18日 18時) (レス) id: 1e861a5091 (このIDを非表示/違反報告)
阿部氏(プロフ) - 完結おめでとうございます!!次のお話も楽しみにしています!! (2016年4月18日 17時) (レス) id: 5ff2127762 (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - 神倉りか。さん» このあと裏話かその後を書く予定でしたので、完結はもう少し後になると思います(^^) コメントありがとうございます! (2016年4月4日 18時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
神倉りか。(プロフ) - はじめまして!完結おめでとうございます。神山くんと夢主ちゃんのこれからの恋を見てみたいので、もしよければ続編考えていただけると嬉しいですっ (2016年4月3日 10時) (携帯から) (レス) id: 0d8d72bc5c (このIDを非表示/違反報告)
あやの - 暖莉_nonriさん» はい!頑張って下さい(≧∇≦) (2016年3月27日 21時) (レス) id: af77e259fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暖莉_nonri | 作成日時:2016年3月13日 22時