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5限が終わってすぐ、春瀬のおる教室へ。
「ガンバレや、濱ちゃん」
唯一事情を知ってる淳太はこそっと応援してくれた。
「春瀬おる？」
「笹木か？、」
じろじろと見られるのは気のせいか。
春瀬を狙っとる男子が多いんやろな、ここ。
まぁかわええからモテる理由も分からないわけちゃうけど。
「おーい笹木ー！」
俺に気づくと、ビックリした様子。
友達になにか言われて、にこって笑ってこっちに来る。
「ど、どうしたの」
「あーえっとな、昨日のこと…言いたくて」
勘のええ春瀬は、それだけで察したようで
ここじゃ嫌やからちょっとって手を掴まれた。
昔はよう繋いでいた手なのに、はじめて触れたようなそんな不思議な気持ちに包まれた。
「非常階段なら誰も来んよね」
二人きりになった瞬間、手を離される。
「そやな」
「うちんこと、女として見てへんかったやろ自分」
「、う」
図星過ぎて言い返せへん。
にこっと笑う仕草が夏風に自然に溶けていく。
ほんま絵になる。
「マスクの子とはいまどうなの？」
「え、？」
「付き合ってないやんな、まだ」
「そ、やけど」
「期間限定でええの。うちと付き合ってほしい。…濱ちゃんのこと好きにさせたるから」
でも、
俺は西畑のことが……。
「好きや」
淳太にも言われたし、
きっとここで頷いてしまえば、春瀬を傷つけてしまう気がするんや。
「ごめんな…」
優しくするってなんやろ。
笑顔だけ見ることはできひんのかな。
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涙花。(プロフ) - 小瀧廉さん» それ書いたあと読み返していたら自分でもハッとなって、一応濱田先輩が気づかないようにそっと食べてたという設定にしています。笑 (2017年3月3日 1時) (
レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧廉 - 読んでてとても面白いです！あの、8話でごはん食べてるときって女の子マスク外さないんですかw (2017年3月3日 0時) (レス) id: 3746b8f9c3 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - ありがとう！ (2016年12月23日 15時) (レス) id: 387576e4e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやたん♪(プロフ) - はぁ…いつ見てもええ小説やなぁ〜…(´∀｀=) �陲舛磴鵑里海箸泙垢泙更イ�になるわ〜♪( ´▽｀) (2016年4月10日 18時) (レス) id: 4b3fc05d7c (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - ※ なんピM ※さん» ありがとうございます！面白くなるよう頑張ります(^^)ゞ (2016年3月28日 16時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙花。 x他1人 | 作成日時：2016年1月26日 17時
