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「失礼します！！！」
１年棟から保健室まで少し離れていて、
走ったからか多少の息切れ。
ドアを開ける力加減も上手くいかなかった。
でもいまはそれどころじゃなくて。
「濱田くん？」
「す、すみません。西畑いますか」
女性の養護教諭に尋ねると、いるわよ、と言われた。
「会ってもええですか？」
「あーいいわよ。というかちょっと抜けるから看病お願いしてもいいかしら」
「、します！看病します！」
焦りまくる俺に笑いそうになる先生は、
じゃあお願いね。そう言ってから耳元で「襲っちゃダメだからね」と冗談を言った。
「、しませんよぉそないなこと」
ふふ、と先生は笑って保健室をでていった。
ベッド、で 寝とるんかな。
「西畑？俺やけどええかな？」
一番奥、唯一カーテンが閉まっている。
返事はやっぱりなにもない。
「、あのさ 今朝はごめんな。
俺ほんまに春瀬、えと幼なじみとは付き合ってなくて、
勿論、恋愛感情もない。…でも告白されて少し戸惑ってた。
ほら、俺モテ男ちゃうから告白とかに慣れてへんくて。
今日ちゃんと断ってくる。…せやから俺に彼女はおらんし、
…心配とかせんでええから。…俺と一緒にいてくれへんかな」
しゃーとカーテンが開く。
「濱田先輩…」
そこには顔が真っ青な西畑の姿。
「大丈夫なんか？」
「大丈夫、です。…あのごめんなさい。変なこと言ってしまって」
「いやそれは俺が悪いことやから」
「でも……」
「これからも西畑といてもええ？」
「……いてほしいです…」
良かった……。
「じゃあさ、俺からお願い」
「、？」
「これからはタメ口にしてくれへん？」
「タメ口、ですか。が、頑張ってみます！」
「ふは、頑張ってな …あ、じゃあその代わりに西畑もお願い事言ってええで！叶えたる」
「……えーと…まえ二人でお出かけする約束したじゃないですか」
「、おん」
「それ、したいです…！」
「勿論ええで！ほんならとりあえず体調良くしよか」
よっしゃ西畑からお出かけの約束！
思わずニヤニヤしそうになるのを堪えながら、頭をポンポンした。
「ふふ、ありがとうございます」
…久しぶりに笑顔みた気がする。
「タメ口どっかいってもうてるで」
、あ、って忘れてたような顔。
「…あ、ありがとう 濱田先輩」
ぎこちないそのタメ口もいつかは、治ってるとええなぁ。
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涙花。(プロフ) - 小瀧廉さん» それ書いたあと読み返していたら自分でもハッとなって、一応濱田先輩が気づかないようにそっと食べてたという設定にしています。笑 (2017年3月3日 1時) (
レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧廉 - 読んでてとても面白いです！あの、8話でごはん食べてるときって女の子マスク外さないんですかw (2017年3月3日 0時) (レス) id: 3746b8f9c3 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - ありがとう！ (2016年12月23日 15時) (レス) id: 387576e4e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやたん♪(プロフ) - はぁ…いつ見てもええ小説やなぁ〜…(´∀｀=) �陲舛磴鵑里海箸泙垢泙更イ�になるわ〜♪( ´▽｀) (2016年4月10日 18時) (レス) id: 4b3fc05d7c (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - ※ なんピM ※さん» ありがとうございます！面白くなるよう頑張ります(^^)ゞ (2016年3月28日 16時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙花。 x他1人 | 作成日時：2016年1月26日 17時
