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「よー西畑」
昼休み相変わらず雑用しとったら、西畑発見。
「こんにちは。今日も雑用ですか？」
お弁当箱を持って、隣に並んで歩いてくれる。
「今日はどんな仕事ですか？」
「んーと、このビブスをグラウンドの倉庫に片付けてこいって」
西畑に袋のなかのビブスをみせる。
「いつも大変ですね」
「まぁ…でも最近、西畑おるし。結構楽しいかも」
西畑は笑うから自然と俺も笑顔になる。
「ねぇねぇ西畑って援助交際しとるんやって」
「はは、マジ？確かにそんな感じするわ」
髪の毛は茶髪、短いスカートに、厚い化粧。
リアルに充実してますよ。感がめちゃくちゃ出とる女子たちは
廊下で、俺らの姿をみてそんな話をわざと大きな声で話してきた。
…そんなん。根も葉もない噂やん。
あぁ。いつも西畑は一人でこないなこと言われてたんかな。
しんどいやろな…。
「今日一緒に弁当食べへん？」
うつ向いた顔を起こして、はい！と笑った。
・
「おっしゃ。片付け完了」
「結構早く終わりましたね」
「おう」
ふとその瞬間、お腹が鳴った。
「あ」
西畑と顔見合わせ、笑い出す。
「お腹鳴ってもうた…」
今日購買で買わんといけへんねんや。
「俺ちょっと買ってくるから」
「じゃあ先、校舎裏行ってますね」
「おん」
俺に背を向け、ゆっくり歩き出す。
「…西畑」
何故か体が動いて、
西畑の手をつかんでいた。
「せ、先輩？」
「あのさ、……んと…」
だんだん掴む手が緩くなっていく。
「無理せんで…何かあったら溜め込まんと、俺に話してや」
言葉に出来た想いはただそれだけで
ほんまに伝えたい想いは、言葉に出来んまま手を離した。
「…急にごめんな」
様子をそっと伺うと
西畑は涙を流していた。
「は、まだ先輩……」
地面に落ちたシズク。
気づけば西畑を抱きしめていた。
心臓がこわいくらいに音をたてて
やけに胸が痛くて
切なくて
でも離したくなかった。
やっと、気づいた。
西畑のことが好きや。
・
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涙花。(プロフ) - 小瀧廉さん» それ書いたあと読み返していたら自分でもハッとなって、一応濱田先輩が気づかないようにそっと食べてたという設定にしています。笑 (2017年3月3日 1時) (
レス) id: f3e5fdec58 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧廉 - 読んでてとても面白いです！あの、8話でごはん食べてるときって女の子マスク外さないんですかw (2017年3月3日 0時) (レス) id: 3746b8f9c3 (このIDを非表示/違反報告)
涙花。(プロフ) - ありがとう！ (2016年12月23日 15時) (レス) id: 387576e4e2 (このIDを非表示/違反報告)
あやたん♪(プロフ) - はぁ…いつ見てもええ小説やなぁ〜…(´∀｀=) �陲舛磴鵑里海箸泙垢泙更イ�になるわ〜♪( ´▽｀) (2016年4月10日 18時) (レス) id: 4b3fc05d7c (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - ※ なんピM ※さん» ありがとうございます！面白くなるよう頑張ります(^^)ゞ (2016年3月28日 16時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙花。 x他1人 | 作成日時：2016年1月26日 17時
