51.休日の最寄り駅 ページ6
いつも通学で降りる学校の最寄り駅。
詩織と家が近い私は自宅の最寄り駅に集合して、崇裕くんも含めた3人でみんなとの待ち合わせ場所にやって来た。
休日にここへ来るのは初めてで、なんか新鮮な気分。
今日はいつもよりちょっと背伸びしてメイクを施してお洒落して。
普段は制服でしか来ないから、なんか特別な感じ。
「お兄ちゃん、みんなから連絡来た？」
スマホを操作しながら詩織が言えば、険しい表情の崇裕くんが頭を掻いた。
「まだ！…やねんけどヤバい、充電なくなりそう」
「「え！」」
詩織と一緒に驚きの声を上げた私は崇裕くんに詰め寄る。
「ちょっと、崇裕くん何してんの！」
「みんなと連絡取れるの、お兄ちゃんしか居らんのに！」
「しゃーないやん。昨日寝落ちしたから充電して寝るの忘れたんや！」
崇裕くんらしいと言えばらしいけど、詩織が言うように私も詩織も小瀧くんたちや美桜先輩の連絡先を聞いてない。
まぁ、集合場所にいればいつか合流出来ると思うけれどやっぱり不安になる。
「美桜は近くまで来てるらしいけど、………美桜が一番家遠いし一人やから心配やな」
崇裕くんが独り言のように呟いたとき、ピコンとスマホがなった。
「お、美桜着いたみたい！」
そう言って画面を操作する崇裕くんは返事を打ってるみたいだ。
それから駅へ続く出入り口を眺めていれば、少しして咲坂先輩の姿が見えた。
「美桜ー！！」と崇裕くんが声を張り上げれば、キョロキョロと私たちを探していた先輩が気が付いて手を振る。
「みんな、おはよう」
私たちの元へ駆け寄った咲坂先輩に崇裕くんが「おん。おはよう」と返す。
私と詩織もそれに続いて挨拶をかわした。
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みのり(プロフ) - ★さん» 【2】の方も修正完了しました。本当にありがとうございました！ (2018年3月12日 7時) (
レス) id: d43be443f3 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 53【振り返えった。】→「え」いらない、 57【叩い手くれて。】→叩いてくれて だと思います。パート1→7ヶ所間違い指摘したので直してもらえたら嬉しいです (2018年3月11日 23時) (レス) id: 9eec283ac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みのり | 作成日時：2017年4月9日 16時
