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りゅうせいside #東京
A姉が大阪に行ってから、
俺は一応一人で暮らしとる。
…けどほとんどの家事は出来んくて
家政婦さんがおらんと、ホンマあかん。
「なぁ望」
望と一緒の部活の帰り。
桜並木を見上げる。
「なんかあったん?」
「…」
俺の問いかけに、
望は足を止める。
俺も足をとめ、望をみると
俺からみても綺麗な顔立ちに、
涙が伝っていた。
ボンヤリと何かが終わった目をしていた。
「…俺…なにしてんねんやろな」
ポツリ呟いた。
A姉が大阪へ行ってから、
何処か様子がおかしくて
笑顔も少なくなっていた。
遠距離恋愛になったから?
考えてはみたけど、それだけやない気もして
心配になっていた。
「…流星には言うてへんかってんけど、Aさんとは連絡取ってへんねん。一度も」
…喧嘩、でもしたん?
「ずっと、秘密にしてたことあって、それ言うたら…なんか自分の心んなかで崩れていってもうて……そしたら…」
地面に滴が落ち、望は涙を拭った。
「…とりあえず…座ろか」
近くの公園まで腕を引っ張り、望をベンチに座らせる。
「話続き聞かせて」
「…俺、な、…まえ好きやった人がいて…。その人とAさん仲良かってんけどな、
…その人と話したら、なんかAさんと付き合っててええのかなって思えてきて、俺なんかと一緒におったら可哀想やって思って……」
なして?
なして、可哀想になるん?
「俺、Aさんのストーカーやってん」
「…え…?」
風と共に伝えられた言葉は、
春の爽やかさなんてこれっぽちも感じられない、ダルさがまとわりついていた。
*
作者です。
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直していきたいです。
本当に無言低評価は、ツライです。
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暖莉_nonri(プロフ) - anon*。さん» ラスト苦手で、雑になっちゃった、。コメントありがとうね! (2016年4月26日 17時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
anon*。 - 暖莉_nonriさん» 完結おめでとう!めっちゃ最後なんか…怖いというか謎めいとるというか…!!これからものんり応援するね♪ (2016年4月26日 6時) (レス) id: 1a18048000 (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - かなきゃんさん» ありがとうございます(^^) 更新ゆっくりですがこれからもお付き合い頂けると幸いです! (2016年4月11日 22時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
かなきゃん(プロフ) - めっちゃ応援してるよ!!がんばってね!! (2016年4月6日 0時) (レス) id: c9c262f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - みい*さん» いい作品なんて、もったいないお言葉です…。コメントものすごく嬉しいです!ありがとうございました! (2016年3月17日 21時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暖莉_nonri | 作成日時:2016年2月27日 22時