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「今日は流星ん家に泊まっていく」
小瀧くんのとこにいたら
すっかり日が暮れていた。
『そっか。小瀧くん大丈夫なん』
電話の先のお兄の背景では、車の行き交う音が絶え間なく、聞こえてくる。
「…なんかすごく辛そう。だから出来る限り助けたいの」
『…お前も、もう大きくなったんやな』
「そう？」
『おん。ええと思うよ、その気持ち』
「ありがとう！」
『……けど、社会はそないに思うてくれへんとこが多いから。ちゃんと気ぃつけなアカンねんで』
「えっ？」
『目先のことばっか見て、まわりのこと見るのが出来ひんやつは、俺は仕事では使えない』
ちゃんと考えて、こっち戻ってきぃ。
一言付け加えられて
電話は切られた。
「仕事もしなきゃいけないのか」
やけに綺麗な星空をみて、
昔の小瀧くんを思い出した。
何でなのか分からないけど。
リビングに行くと、流星が目の前にきて
頭を下げた。
「ど、どうしたの流星？ていうか頭上げて」
「ゴメンな、望のこと」
「なんで流星が謝るの？」
「アイツの親友やのに、異変にちゃんと気づいてやれんかった。アイツなりにサインを出してたことにも」
「とりあえず落ち着こ……？」
肩を抱いて、ソファーに座る。
「望、ドンドン痩せていってん」
「なんで…？」
「親からご飯もお金も貰えずに、働いてて、そんで稼いだお金も没収されて、食べるもんが無かったんやて」
ギュッと拳を握りしめる流星。
「せやのに、てっきり俺、ダイエットしとるもんかと思って……」
「そっか……でも悪いのは流星じゃないよ。だから責めないで。ほら、流星も笑顔無くしてちゃ、親友の小瀧くんも笑わなくなっちゃうよ」
髪の毛をクシャクシャすると
そやな。って笑顔をみせて顔をあげた。
「二人で望のこと守らんとな」
「そういうこと！」
さすが兄弟。
考えることは同じみたい。
でも大阪に明後日くらいには帰らないと
桐山先輩がどんな怒り方をするのか……。
・
そして寝るまえ、わたしは
和希にメールをした。
【明日14:00に高校前で待ってる】
来るのか来ないのか掴めないけど
返信を待たずにスマホの電源をおとした。
・
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暖莉_nonri(プロフ) - anon*。さん» ラスト苦手で、雑になっちゃった、。コメントありがとうね！ (2016年4月26日 17時) (
レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
anon*。 - 暖莉_nonriさん» 完結おめでとう！めっちゃ最後なんか…怖いというか謎めいとるというか…！！これからものんり応援するね♪ (2016年4月26日 6時) (レス) id: 1a18048000 (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - かなきゃんさん» ありがとうございます(^^) 更新ゆっくりですがこれからもお付き合い頂けると幸いです！ (2016年4月11日 22時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
かなきゃん(プロフ) - めっちゃ応援してるよ!!がんばってね!! (2016年4月6日 0時) (レス) id: c9c262f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
暖莉_nonri(プロフ) - みい＊さん» いい作品なんて、もったいないお言葉です…。コメントものすごく嬉しいです！ありがとうございました！ (2016年3月17日 21時) (レス) id: e29b4f2042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暖莉_nonri | 作成日時：2016年2月27日 22時
