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後半戦、かな?


 


そんなのが始まってからすぐ、急に笛が鳴った

 


 


なんで鳴ったのか、すぐ分かった

 


 


 


「小瀧くん、」

 


 

小瀧くんが、コート内で倒れたから

 


 


 


 


 

すぐ、担架で運ばれて、違う選手が入って試合は再開

 


 


 


ものすごく心配で、いても立ってもいられなくて、いつの間にかベンチの方へ走っていた

 


 


 

 


 


 


 


「…小瀧く、ん…」






「…おい小瀧?大丈夫か?」

 


 

多分、小瀧くんの近くにいるのは監督さんだろう

 


 


日陰で小瀧くんの手当てをしていた監督は私の存在に気づいた

 


 

「…えと、きみは…?」






「あ、えっと、小瀧くんの知り合い、です…、えっ、あの、ファンとかじゃなくて、その…あ、藤井流星と一緒に住んでて…」

 


 

自分でも慌ててるのは分かってる

 


 


「まぁ、知り合いなんやな…。せやったら、こいつもうちょっとここで休ませたら一緒に帰ってくれへん?」

 


 

あ、この監督さん関西弁、

 


じゃなくて、


 

「…え?」

 


 

「ふはは、彼女さんに頼んどけば大丈夫やろ!ほなあとは頼んだで!あ、荷物とか心配せんといて小瀧だけよろしくな!!」

 


 

ものすごく笑いながら、小瀧くんを置いてベンチに戻っていった監督


 


 

よく分かんないけど、私一人じゃ不安だよ?


 


 

でも小瀧くんみれば、どうにか楽にさせてあげたいって思って、あおいだりしてみる

 


 



「…んんっ……」

 


 

すこしうなされたかのように顔の向きを変える

 


 

「…か…監督…す、みま…せん…」

 


 

「…え。いや、私監督じゃ…」






「……え…」

 


 


「A、だよ…?」





いままで半分くらいしか開いてなかった目は、小瀧くんの驚きと共にものすごく開いた


 



 


「…え、あ、え…」




横になっていた体を起こそうとする小瀧くんは少しフラッとしたのか頭を少しだけおさえた

 


 

「あ、寝てていいよ…、」




「…ほんますみません」


 


そういうとまた横になった小瀧くん



 


 


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miNoRi - はるちさん» コメントありがとうございます(≧∇≦) これからも続きますのでよろしくお願いします( ̄ー ̄ゞ−☆ (2015年8月24日 21時) (レス) id: 1e861a5091 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - 面白かったです!!\(^o^)/ (2015年8月19日 13時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
miNoRi - 彩さん» うわぁ、とっても嬉しいです(о^^о) 更新スピードは遅めですが、これからもよろしくお願いします(・▽・*) コメント、ありがとうございました(−ν−) (2015年7月28日 17時) (レス) id: 6ba87dc86b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この小説、すごく好きです! 展開も面白くて、続きがすごく楽しみです! これからも、頑張ってください!応援してます! (2015年7月28日 13時) (レス) id: ad66a8818f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miNoRi | 作成日時:2015年6月23日 22時

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