彼 氏 は 私 の ス ト ー カ ー で し た 。／K.Nozomu

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『なぁ、大阪のどこ！？』

　


テンションの高い濱ちゃん

　


『…株価ヤバイなぁ…』



真面目なお兄

　


『え、や、あの、えと…』


　

緊張気味の重岡くん

　


　

会話を聞いてるだけであっという間に過ぎてく時間

　


いつの間にか、見慣れた街

　


『重岡くん家はどこ…？』



『…あ、えっと、そこの角を曲がった青い屋根の家です』

　


　


『あぁ、そういや最近なんか作ってたからな、あそこ。重岡くん家やったんかぁ』

　

慣れたハンドルさばきで、重岡くん家だという家の前に止まる

　


『…ここでええ？』

　


『はい、ここです！送ってもらってありがとうございました！！』

　


『ええで〜！またな！！』

　


『はい！！』

　


　

重岡くんは何回もお辞儀をして家に入っていった

　


『っしゃ、じゃあ淳太ん家行くか！』

　


　


　

あ、お兄寝てる

　


　


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