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『…え、なになに』
ゆ-た…いつもは勘が鋭くないのに、今日だけ…!!
「…なんもないから黙って」
口を人指し指をあてて、シーッ、とする
ゆ-たは、はいはい、って言って目線を前の重岡くんに戻す
すると中島先生が、菊池先生と話をやめ、重岡くんに肩をつかむ
『__と、まぁ、面白い奴だから仲良くしていけよー。』
『『はーい』』
『せんせー、重岡の場所どこ?』
ゆ-たは、先生に向かってタメ口笑
『えーと、そこ?』
指を指したのは、一番後ろの窓際。
隣誰もいないじゃん。
羨ましい
『ほ〜い』
やる気のない返事を返して、重岡くんは席に座る
ちょうどそのときに、チャイムが鳴る
『あ、まぁ、今日も頑張ってきましょ。終わり。』
最後まで適当笑
中島先生が教室から出たら、さっそく後ろの窓際の席に大きな集まりができる
もちろんゆ-たも。
「人気だなぁ」
そうボソッ、と呟き机の中から小説を出す
[きみに一目惚れ]
この小説面白いよね。
主人公が、登校してるときに、転校生とぶつかって、その転校生は同じクラスで………
って、なんだ。これ。今と全く一緒。
「…や、まさか、恋とかないし」
とりあえず笑ってごまかす
『Aー、なに読んでるの?』
頭に腕を置かれて、後ろからゆ-たに小説を取られる
「返して。」
そんな言葉も無視して話続ける
『恋愛小説かぁ、なんか似合わないな』
「うるさい。もう、」
『なぁなぁ、さっきの子やよな?』
「あ、重岡くん。」
『やっぱり!同じクラスやってんな!バリ嬉しいわ!!』
「ありがと!」
『担任面白い人やな!』
「でしょ!イケメンだし!…(『なぁお前らどういう関係?』
あ、ヤバイ。ゆ-たのこと忘れてた((
『うーん、今日、朝ぶつかって、少し話しただけ…かな?
あ、別に大丈夫やで!』
『なにが?』
『え、やって、岸くんの彼女やろ?』
「は、はあ!?」
どうしてそんな勘違いするのかね!
『え、違った…みたいやね?』
「うん、私彼氏はいるけどゆ-たなんかじゃないし」
『ゆ-たなんかじゃないってなんだよ』
三人で笑う
でも、気づかなかった。
このときゆ-たは、驚きと悲しみで一杯だったということに
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miNoRi - はるちさん» コメントありがとうございます(≧∇≦) これからも続きますのでよろしくお願いします( ̄ー ̄ゞ−☆ (2015年8月24日 21時) (レス) id: 1e861a5091 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - 面白かったです!!\(^o^)/ (2015年8月19日 13時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
miNoRi - 彩さん» うわぁ、とっても嬉しいです(о^^о) 更新スピードは遅めですが、これからもよろしくお願いします(・▽・*) コメント、ありがとうございました(−ν−) (2015年7月28日 17時) (レス) id: 6ba87dc86b (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この小説、すごく好きです! 展開も面白くて、続きがすごく楽しみです! これからも、頑張ってください!応援してます! (2015年7月28日 13時) (レス) id: ad66a8818f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miNoRi | 作成日時:2015年6月23日 22時