彼 氏 は 私 の ス ト ー カ ー で し た 。／K.Nozomu

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『なぁ、転校生ってどんな子かな？』

　

後ろから背中をつついてくるゆ-た。

　

「…あー、もしかしてさ、ゆ-た、可愛い女の子が来ると思ってる？」

　

だって “ 子 ” って言ってるから。


男の子とは言わないでしょ笑

　

笑い混じりの冗談だったのに、ゆ-たは口開けて、まるで図星みたい

　

しばらく動かなかったけど、やっとハッ、と動いた

　

『…なっ、そんなんじゃねぇし！』

　

「へー」

　

んま、ゆ-た可愛い子好きそうだしね

　


『は、はあ！？なにその目！！』

　

「いーや、なーんも。」

　

『だぁかぁらぁ、まるで俺が変な奴ってなってるじゃん！違うから！！』

　

ガラッ

　

『あっ、来たみたい』

　

クラス中の視線が転校生に集められる

　

　


　

入ってきたのはもちろん…





中島『重岡大毅だ。はーい、英語で自己紹介〜！』

　

『は！？いや、そんなむちゃブリ無理やろ！俺、意外にそういうん、のれませんからね！？』

　

菊池『はい、3,2,1,きゅー』

　

『え、あ、え、？えと、Hello. I'm Shigeoka Daiki. l'm from Osaka. l like soccer. Nice to meet you.』

　


すげ、中1レベルのを言った、


よく、言えるな。

みんなと初対面だよね！？


恥ずかしくないのか？！

　

菊池『はい拍手〜。』

　


パチパチ

　

『もうなんですか、これ〜！』




『重岡、これからよろしくな！！』

　

「ちょっ、ゆ-た！」


　
私がとめたのはもう遅くて重岡くんはゆ-たの近くにいた私に気づいたみたいで、ニコッ、と窪みをみせて笑ってきた

　
私も笑ってかえすけど、顔ひきってるよね

　

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