Story 3 ページ4
「おはようございます、」
不安そうにしている患者さんの、近くに座りながら挨拶をする
「担当医の中間淳太です、よろしく」
「…よろしく、お願い…します」
「じゃあさ、まず自分の名前言える？」
とりあえず、どこまでの記憶を亡くしているか検査
「…えっ、と…分かり、ません」
「そっか、キミの名前は藍野Aって言うんだよ」
そうなんですか、と言うかのように、にこっ、と笑って、頷いた
「じゃ、次…5×5は？」
「…にじゅう…ご…？」
「正解！」
基礎は亡くなっとらんみたいやな
「ん〜と、なんでキミは自分の名前を忘れてしまったか、わかる？」
少しきつい質問かな、
そしたらキミは首を横に振った
「そっか…質問に答えてくれてありがとうな」
「はい、」
「じゃあ、また来るから、休んでてな」
もっと長く話していたかったけど。
まだたくさん仕事が残っているから、一旦さよなら
と、手を振って病室をあとにした
・
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★ - 3【どこまでの記憶を亡くしているか検査】→失くしているか 【基礎は亡くなったらんみたいやな】→失くなっとらん だと思います。 (2016年8月20日 15時) (
レス) id: d05f3b749c (このIDを非表示/違反報告)
anon*。 - miNoRiさん» これまためっちゃおもろかった!まさにじゅんじゅんにキュンキュンやわ〜(´`*) (2016年2月29日 20時) (レス) id: fbf697670a (このIDを非表示/違反報告)
miNoRi - はるちさん» 日比谷 蓮人ですか？ (2015年8月22日 17時) (レス) id: 6ba87dc86b (このIDを非表示/違反報告)
はるち - うちと、後誰だっけ(*_*)あれ？ (2015年8月19日 15時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miNoRi | 作成日時：2015年7月20日 11時
