続 ページ19
そんな出来事の数日後、日比谷 蓮人という奴が病院にやってきた
「藍野A…ってコ入院してませんか？」
金髪に、黒のTシャツ。ダメージジーンズをはき、ピアスまでつけてるチャラチャラしたやつ
でも、カッコいい
「藍野さんになにか用ですか？」
「あー、彼氏なんすよ。ちょっと心配なんで、来ちゃいまして。入院してますよね？」
「はい、今から藍野さんのところ向かうので着いてきて下さい」
正直、会わせたくない
仮にも元彼
そして記憶喪失の元凶
なんかあっても俺がおるつもりやから大丈夫やろうし…
ガラッ
「あっ、！淳太さん！！」
読書をしていたみたいで、俺に視線を向けると嬉しそうにしてくる
「ちゃーす。久しぶり」
あいつが顔をみせる前までは
「蓮人…ｯ…」
「なになに、彼氏が来たのに全然嬉しそうじゃないじゃん」
気安く、Aの髪を触る
「いや、触んないで…っ！」
「…ﾁｯ……あの先生ちょっと席外してもらっていいですか？」
Aさんをみると、行かないで、と言うかのように布団を握りしめ、こっちを見ている
「せんせ、？」
「すみませんが、席を外すことは出来ません」
「は？なんでだよ」
「大切な彼女を苦しめた貴方と彼女を二人きりにするのは嫌なので」
「はぁ！？Aは俺の彼女だぞ？奪ってんじゃねぇぞ！クソが！」
「蓮人止めて…ｯ！」
蓮人さんの手が襲いかかってきたから、思わず避けちゃって、しまいには足を引っかけて転ばせてしまった
「ったぁ…！」
頭を打ったみたいで
「うわ、ごめんなさい！今すぐ手当てしますんで！！」
「…うるせ！もうお前とは別れてやるよ！！クソｯ…」
舌打ちを病室に残してどこかへ消えていった蓮人さん
そしたらフッ、と力が抜けて、Aさんのベッドに座り込む
「ありがと…淳太さん…」
後ろから抱きしめられ、ちょっと照れくさい
「ごめんなぁ、あんまカッコようなくて…」
「ううん、カッコよかった。もっと好きになったよ、」
早く退院してデートでもしたいな
おまけ fin.
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★ - 3【どこまでの記憶を亡くしているか検査】→失くしているか 【基礎は亡くなったらんみたいやな】→失くなっとらん だと思います。 (2016年8月20日 15時) (
レス) id: d05f3b749c (このIDを非表示/違反報告)
anon*。 - miNoRiさん» これまためっちゃおもろかった!まさにじゅんじゅんにキュンキュンやわ〜(´`*) (2016年2月29日 20時) (レス) id: fbf697670a (このIDを非表示/違反報告)
miNoRi - はるちさん» 日比谷 蓮人ですか？ (2015年8月22日 17時) (レス) id: 6ba87dc86b (このIDを非表示/違反報告)
はるち - うちと、後誰だっけ(*_*)あれ？ (2015年8月19日 15時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miNoRi | 作成日時：2015年7月20日 11時
