青春WEST＋関西Jr.~短編集~9

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「部長…？」


「イヤや…真鳥って言うて…」


「…どうした、の…？」


「っ…分からんねん…！俺の本当の自分が…。いっつも何か演じとる気がして…！」


「…まとくん…」




こんなに取り乱すまとくんは、

きっと校内で誰もみたことがないやろう。

　

「せやのに……Aは分かってくれとった…」


「…」


「でも…こんな俺イヤやろ？本当は弱虫で泣き虫で…」


「そんなことない。わたしはいろんなまとくんが好きやねん。楽しそうに踊るまとくんも、なにかに悩むまとくんも……こうやって泣くまとくんも」


「…っ、」


「嬉しいで、わたしは。…まとくんが悩み話してくれて」


「…ありがとう、な」




ね、やからまとくん。


もっと話してや。


…もっとまとくん知りたいねん。


　


「年上なのにみっともないなぁ」



涙を吹きながら、クスッと笑うまとくん。


　

「わたしは嬉しいのになぁ」


「なんか俺は恥ずかしい」


　


こうやって一つずつ重ねっていって


なんでも話せる仲になりたいな。


　


　

まとくんと一緒にいられるこの時間。


あと何分で終わるんだろう。



きっと笑顔になれるのも悲しくなれるのも


あなたがいるから。


　

fin.



funky8一発めぇぇぇぇぇぇぇぇ！←8人だから ぇ×8


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片恋風 Junya.A@ﾘｸｴｽﾄ→←たくさんの顔 Matori.H@ﾘｸｴｽﾄ

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