プルメリア。〜花唄〜

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望side


ついに、シゲの入院の日。


俺らは全員OFFで、シゲのお手伝い。



だって、初日って不安やろ？絶対。


入院したことないけど寂しいって



自分やったら感じるやろうな、って。



大「ごめんな？皆のOFFなのに」


望「ええよ。ほら、荷物持つ。」


大「ありがとぉ。」


神「無理せんでな？寂しいとき寂しいって言うんやで。」


流「俺ら、飛んでくるから(笑)」


大「うん(笑)」



顔が引きつってるのを



やっとだいっきゃんスマイルへ導いた。


淳「ほら、シゲ。看護師さんが案内してくれるって。一緒行こうか」


大「うん！！」



淳太君にパタパタと足音をたてて着いていく



そんなシゲをまじまじと見つめていた。


照「案内終わったら、淳太君出てくるらしいから、呼びに来たら皆で行くで。」


崇「病院って緊張するよなー(笑)」



濱ちゃんの和ませる会話で


俺らの顔もほころぶ。



この時の俺らは




なんとかシゲを笑わせよう、って




必死に必死に頑張っていたのかもしれない。



俺とシゲが会えたのも、同じグループなのも



まるでそれは、約束されたかのように


一度きりの出逢い…………



それはみーんな一緒。




淳「終わったで！結構てきぱき説明してもらって、シゲも着替えたから早よ行こう！」


流「せやなー！」


―。



淳「シゲー？入るよ？」


淳太君がコツコツ、とノックしてから


扉を開ける。


そこには真っ白な景色が広がっていて



色があるのはテレビと机だけやった。



照「シンプルな部屋やなー(笑)」


望「当たり前やん！！病院なんやで？！」


流「望、ここ病院。」


うるさい、と淳太君に注意され、



( ´-ω- こんな顔に(笑)



神「のんちゃん、落ち込まんのー。」



神ちゃんに慰められ、



すぐに立ち直る。



すると意外にも早く沈黙がやってきて



シーンと静まり返る。



大「みんな。これから迷惑かけると思うけど、俺……頑張るから！絶対またあのステージ立つ！」


崇「そん時は全部、シゲがセンターな。」


流「約束やで、」



シゲの決意表明を聞いてると、



勝手に溢れ出る涙たち。



最近、涙腺崩壊しとるよな？俺。



大「あーもう！小瀧、泣いたらアカン。！目赤なるで(笑)ｱﾋｬﾋｬﾋｬ！」



またこの７人で




笑える日が来ると









信じて─────。

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