7人の兄、1人の姉、独りの妹 (JW)

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夏鈴「なんで綺麗なの貸さなあかんの
Aは、あの、汚いので充分や」







智洋「夏鈴っ！Aにそういう言い方はないやろ？」







『ええのー！Aこのうさちゃん好きやで？A、ええ子じゃないから、
ばっちぃお人形さんしか使っちゃあかんの
だからな？もう8人で遊んでやぁ』








望「A…」







夏鈴「じゃあ、おままごとねぇ！」







N.Junta side



Aは、喋れるようになってから
ずっとこう。
ええ子やないから。が、Aの口癖やけど、こんなに酷く言われても元気に言える子おらんやろ？Aはめちゃくちゃええ子やのに…


今は、A以外でおままごと。
たまにちらっと見れば
遊びたいなぁって、言う目でこっちを見ずに
ぬいぐるみと遊んでる。
目がぬいぐるみを見てないねん






夏鈴「次は、夏鈴お姫様！
みんなは王子様ね！」






『小声)ええなぁ…
Aもええ子やったらお姫様になれてたかなぁ？？』






Aが言った言葉が苦しかった。

今すぐにでも抱きしめて、遊んでやりたい







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夜




親は海外におる。だから、7人の中での兄組3人が主に家事とかをする





夏鈴「なんで、Aもおるん？
8人で寝たいねん。自分の部屋で寝て」







大毅「みんなで寝た方がええ夢見れるで？」







夏鈴「そうかもやけど、夏鈴はAがおるとええ夢見れん」







『っ…！
A自分のお部屋で寝るね！
おやすみー！』







Aの目はすごく悲しそうだった







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『ひとりは寂しい…
だれかおにぃ来てくれないかなぁ
ってあかんあかん、、ええ子やないから
もっとええ子にならなきゃあかんのっ』






Aの部屋からそう聞こえた…








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