Secret50 ページ50
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きっと、最初からお酒飲んでたんだよ。
柚「のぞむ、今フリーだもんねぇ…」
…でも、ついさっきまで酔ってなかった。
私が見る限り、生ビール1杯だけ。
それだけであんなに酔うっけ、望って。
望「でも、好きな人おるで。」
…うん、間違えただけ。
ほら、ウーロン茶とウーロンハイって似てるから。
柚「綾乃先輩でもAでもない、
スタッフさんの誰かなんでしょう?」
でも、もしも。
もしもの話。
望「…そうやけど。」
私が嫌そうなの知ってて
ウーロン茶をくれたとしたら。
柚「じゃあさ…」
顔を赤くしてまで、
私の代わりに飲んでくれているのだとしたら。
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チュッ
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望「ほんま、やめろって。
恥ずかしいわ、みんなの前で。」
柚「えへへ、まだほっぺだからいいでしょ」
…まだ、少しは意識してくれてるのかな、って。
ちょっと嬉しくなっただけなのに。
現実、こんなすぐに見せなくたっていいじゃない。
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重「………ちょ、こっち((ボソッ」
みんな、ふたりを見てるのに。
ガヤガヤしている中、いきなり手首掴まれて。
『…っ、』
男の人から触られるのは苦手。
けど、重岡くんだから。
私の、救世主だから。
重「…バレないように((ボソッ」
今なら、私達が外へ出たとしても
きっと誰も気が付かない。
されるがまま。
もう、彼に全てを託して。
走って、走って、走って。
いつの間にか、タクシー乗ってて。
いつの間にか、着いたのは重岡くんの家。
さっきから、何も考えられなくて
今、頭の中は真っ白。
重「ん。」
『……お邪魔します』
異性のお家にお邪魔するなんて、
普通の私だったらありえない。
望の家にも行ったことないんだもん。
だけど、挨拶だけはすんなり口から出てて。
初めて、男の人のお部屋を見た。
モノトーンで揃えられていて、とても綺麗。
重「その辺、座っててええから」
優しく言ってくれるのだけれど
なんせ、初めての経験なもんで。
『…ありがと』
彼がキッチンへ消えても、
結局ずっと立っていた。
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紫春(プロフ) - 赤ずきんさん» ネタバレは向こうには書けませんなぁ笑 えー!?離れ離れ泣 楽しみなのかわからん笑 ま、2人が再び結ばれることを願って読むわ! (2019年2月17日 18時) (レス) id: 327f752d38 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 紫春さん» 紫春だけだよ!笑 あっちにもコメントありがとう!!どんどん離れ離れになる重岡くんとヒロインちゃんをお楽しみください。笑笑 (2019年2月17日 17時) (レス) id: 4607eaa8cb (このIDを非表示/違反報告)
紫春(プロフ) - 赤ずきんさん» えー!?そういうことだったのね笑お疲れ!!わたしだけネタバレされた??笑読者さんは知らんよね??まぁ、私はネタバレ自分からしちゃうタイプだからいいよ!!!まだ読んでない!これから読むからちょい待ちね!!こた専もこうしんされてるぅぅぅ!← (2019年2月17日 16時) (レス) id: 327f752d38 (このIDを非表示/違反報告)
赤ずきん(プロフ) - 紫春さん» なんと、下書きしたノートが見つからなかったという……。めちゃくちゃ遅れちゃったごめんっ!!バンバン更新するから、待ってろ〜〜!笑笑 てか、もう付き合ってる設定…一応同期だから許して!しかも1回別れるし!(ネタバレ) (2019年2月17日 15時) (レス) id: 4607eaa8cb (このIDを非表示/違反報告)
紫春 - 赤ずきんさん» あん!しはるです!しげのやつ更新してるのかなぁ私はまだ見れずにいます寝る前に絶対みるからね! (2019年2月17日 0時) (レス) id: 95b08dbf3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤ずきん | 作成日時:2018年3月28日 2時