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『 俺 、お前のことが好きやねん 』
沈黙が 私たちを包めば まるで時間が止まったように 風の音も 虫の音も 聴こえなくなる 。
『 なあ 、お前は ？ 』
今度は 私に答えを求める 声 。そんなの 決まってる
「 毎年 馬鹿みたいにこんなこと 好きな人とじゃなきゃ出来ないよ 」
不器用なしげちゃんより さらに不器用で可愛くない私 。
『 ほんま 可愛くない奴 (笑) 』
やっと笑ったかと思えば 嫌味言うてきて
「 うるさ 〜 今日ずっとブッサイクな顔しとったくせに 」
嫌味 で 返してあげれば
『 ほら 、はよ 帰んで A 』
不意の名前呼び に 心揺れ
「 はいはい 、わかってる 大毅 」
仕返しするのは御手の物 。
『 ほんま 手のやける彼女やわ 〜 』
「 可愛い彼女って言って 」
『 ほんまぶっさいく 』
『 まあ 笑ってたら マシやから ずっと俺の隣で笑っててな 』
夏に咲いた 輝く大きな華は 幸せを運ぶ魔法 。
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作者名：tepi | 作成日時：2017年7月27日 22時
