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# 4 ページ8
案外すぐに見つかったあっくん は たこ焼き屋 の テントを片付けてて
「 あっくん ！ 」
そう声をかければ クリクリとした目を さらに見開いて
『 A ！？ どうしてん ！ 』
近くには あっくん の 両親も 一緒に片付けてて ふと目が合えば ニコッと笑ったかと思うと
「 照史 、Aちゃん 送ってきいや ！！ こっちはもう終わるし 、な ！！！！ 」
『 大丈夫なん ？ 』
「 もちろんや 、送ってき 」
『 ほんなら 、行こか ？ 』
私を 優しい目で見つめると 少し前を 歩きだした あっくん 。
帰り道は あっくんのお陰で 話は尽きなくて 、ずっと笑わせてくれて 、それでも 私はドキドキが止まらないまま 。
あっという間に家の前で
『 よし 、ほんならまた ！ 』
言えないまま 終わってしまう 、また 変われないまま 。こんなのダメだって 勇気出した意味が無いって 必死に 出た声は
「 あっくん 、待ってや 」
あまりにも 小さくて 情けなかった 。
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作者名：tepi | 作成日時：2017年7月27日 22時
