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「…ほんとにこんなオシャレなところでランチするの?」
サチに連れられてきたのは、イ○スタ女子しか来なさそうなめちゃくちゃオシャレなカフェ。
「いいじゃん今日くらい〜!
そんなにガッツリお化粧してるんだから、たまにはこういう所もいいんじゃない?」
「こんな所で何頼むの…」
周りの人を見ても、ほぼ全員女子。しかもみんなパンケーキとか食べてる。
「ねぇ、焼き魚定食とかないの」
「あるわけないじゃん」
「…何頼むの」
「ん?イチゴクリームパンケーキ」
「マジで?」
「Aは?」
メニューを見る。
…本当にパンケーキしかないじゃん
「…じゃあ同じのでいいや」
「了解〜」
…今時の女子ってみんなこうなの?
まぁ私も一応女ではあるけど。
「ねぇ、その、ダイオウグソクムシ?だっけ、」
「ん?これがどうしたの?」
「Aって、そういうストラップとか付けるタイプなのかなーって思って」
「まぁ、そんなに付けないかな」
「だよね?鞄にもポーチにもなんにも着いてないもんね」
「それに、少し塗装が剥げてきてるし」
「まあね」
「ねぇ、今度さ、新しいの買いに行かない?もっと可愛いやつ!」
「え?私これじゃないと嫌。」
「え〜?
何か思い出があるとか?そのストラップに」
「…まぁ、いろいろ?」
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作者名:とらい | 作成日時:2019年6月18日 22時