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一生懸命走って走って


もしかしたら嘘かもしれない


お願いだからまだいなくならないで


そう微かな希望と願いを込めて


大毅くんの家の前まで来た



しかし



もうもぬけの殻で何も無い家だけが佇んでいた



「う、そ…」



なんで教えてくれなかったの?

花火大会の日にキスしたのはなんで?

まだ気持ち伝えてないのに


色んな気持ちが混ざり合って
自分でもよくわからない


そんな時



「はぁ…Aちゃん!」



私を呼ぶ声がして振り向けば



「…神ちゃん」



神ちゃんの顔を見た途端に


今起きてることに現実味を帯びてきて


「神ちゃん、ねぇ、なんで、なんで大毅くんは…」


私は泣き崩れてしまった


そんな私を神ちゃんは優しく抱きしめて
小さい子をあやすように背中を叩いて
落ち着くまで一緒に居てくれた









大切な人がまた私のそばから
居なくなってしまった…

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ひと - この作品はまりました☆これからも頑張ってください(*^^*) (2016年2月5日 17時) (レス) id: 85dbcf53de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵朱花 | 作成日時:2016年2月5日 17時

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